Waku Waku Gym

運動能力アップのカギは『繰り返し』~わく通2017年2月号

 
この時期は本帰国等で退会される方が多いのですが、
お陰様で保護者の皆様からは、当ジムに通って

「運動好きな子供になってくれた」
「逆上がりが出来るようになり自信がついた」
「日本に帰るのはいいけど、わくわくをやめるのがいやだと言ってずっと泣いていた」

など多くのお褒めの言葉を頂戴しています。

さて、長い間私が子供の運動指導に接してきて
強く感じる事は、繰り返しの大切さです。

「継続は力なり」というように、
徹底的に繰り返し同じ動作を行うことが
運動能力を上げるためには最も大切です。

ただ、人間の脳には飽きっぽいという性格がありますので、
いわんや遊びたい盛りの年齢の子供たちに
何かを継続して行わせることはとても難しいのです。

そこで当ジムで日々行っていることは、
「そういうものだと思わせる」こと、
つまり習慣化させることです。

現在、多くの子供たちはジムに来ると
まず鉄棒にやってきて、
いつも行っている前回りや
逆上がりなどの運動を行います。

実はこれがとても大切で、
私たちは「ここにきたらまずは鉄棒でしょ」
と子供に思わせるために、
「鉄棒はもう飽きた」と脳が判断する前に
一番始めに鉄棒に来るように促して、
行動パターンを習慣化するようにしているのです。

この習慣が定着すると、
やがて最初は真っ先にボールを蹴っていた子供も、
何も言わなくとも自ら進んで
鉄棒に取り組むようになります。

もちろん、そのためにはまず
Waku Waku Gymがとても楽しい場所で、
早くあそこに行きたい!と思ってもらえるような
雰囲気を作ることが前提であり、
「ジムが楽しいから、ちょっと面倒な鉄棒もやっておくか」
と子供に感じさせることが何よりも重要と考えています。

運動に限らず、人が何かの能力を
高めるためには「繰り返し」が必須となります。

しかし、ただ「やりなさい」と
感情的に子供に言ってしまう事は
全く得策ではありません。

飽きる」脳を上手に制して自然と
「習慣化」させることが一番のポイントとなるのですが、
実はここが子供の教育で最も難しい部分といえるでしょう。

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