Waku Waku Gym

復活!お花ジャンプ@わく通23年2月号

「スワンまさ」の運動の際に、今までは直接マーカーの上を跳んでいましたが、今月からマーカーの上にボールを載せてそこを跳ぶ方法に変更しました。

この方法、上から見ると花が咲いているように見えることから、かつては「お花ジャンプ」と呼んでいたのですが、

コロナ禍の際にボールプールのボールをすべて片付けてしまったためこれまで休止していたものです。

この「お花ジャンプ」の利点は、上にボールを乗せることで、跳ぶ高さが足りなければ足が当たってボールが落ちるため、高く跳べているかどうかが判断しやすくなることにあります。

最近入会された方の中には、マーカーの上を跳ぶのになぜ「お花ジャンプ」なの?と思った人も少なくないでしょう。

今回はこのお花ジャンプの効用についてお話します。

バンコクに住むほぼすべての人に当てはまる運動不足ではありますが、特に活動欲求が高い子供たちにとっては将来を左右しかねない大きな問題です。

運動機会の少ない子供たちに共通していることが、蹴る力の弱さであり、それを補うために有効な手段がお花ジャンプなのです。

これを行う際には、

①両足を揃えること

②リズム良く跳ぶことが大切なのですが、最近ではそれに加えてまさ先生から

③静かに着地することを目指すよう指示を受けているクラスもあります。

着地が静かにできるということはふくらはぎの筋肉を上手に使うことができていることでもあり、それはすなわち蹴る力が強いということに他なりません。

足が速い子供は地面を静かに蹴るので、走っている際に大きな音がしません。

逆に、ばたばたと大きな音を立てて走っている子は、まだまだ足が速くなる余地があるということになります。

「スワンまさ」ではより蹴る力を養うべく、お花ジャンプの他、「けんけんぱー」やトランポリンなどの跳ぶ運動を複数取り入れています。

また、5歳、6歳、7歳、8歳以上のクラスでは毎回準備体操を行っていますが、その際も3種類のジャンプを行い、さらに必ず縄跳びの時間を設けて、跳ぶ機会をなるべく多く作るようにしています。

子供の運動能力を高めようとするとき、重要となる能力の一つは「蹴る力」で、速く走る際にも高く跳ぶ際にも必須の能力です。

しかし、残念ながらここバンコクに住んでいると、往復のバス通学をはじめ、放課後がない、帰宅しても外で友達と一緒に遊ぶ習慣がないなどの特殊な事情により、なかなか普段の生活でその力を養うことが難しい現状にあります。

これらのことから、今後とも当ジムでは1時間のクラスの中でなるべく多く跳ぶ機会を設けて、効率的に蹴る力を身につけることが出来る環境作りに努めていきます。

 

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