Waku Waku Gym

あいさつを積極的にする子が増えてきました ~わく通2021年11月号

さて、10月よりタイ入国時の二週間隔離が無くなったこともあり、少しづつですが日本から戻ってくる子も増え、徐々にジムの賑わいが戻りつつあります。

そんな中、最近ある嬉しい変化が見られるようになってきました。まさ先生の呼びかけによって、多くの子供がお互いに挨拶をするようになってきたのです。もちろん、保護者の皆様のご協力によるところも大変大きく、中にはこちらから声をかけなくても、自ら「〇〇ちゃん、バイバイ!」と言える子も多くなってきました。

「あいさつ」と「名前で呼ぶ」、この2つは当ジムで最初に子供たちに指導している事なのですが、その目的はジムの雰囲気をできるだけ良好なものにしておく事にあります。

ただでさえ運動が得意でない子供にとって人前で運動することは大きな抵抗があるものです。もし失敗して友達にからかわれたりでもしたら、恐らく二度とそこで運動する気にはならないでしょう。

運動能力を高めるためには失敗を重ねることが必須です。

運動は何度も何度も失敗をして、その経験の中から少しづつ出来るようになっていくこと以外上達の道はありません。ですから、スポーツ技術が非常に高いプロで活躍している選手たちは誰よりもたくさんの失敗経験があると考えてください。

そのように考えると、当ジムで全員の運動能力を高めるためには失敗しても恥ずかしくない雰囲気を作ることがとても重要になってきます。

そして、そのために大切なことが子供同士の関係性です。

一週間に一度しか会わなくとも、会えば挨拶をする関係を各々が作り出すことができれば間違いなく雰囲気は良くなります。さらに自分から積極的に挨拶できるようになればそこに自分の居場所もできて、ジムに来ることがもっと楽しくなることでしょう。

最近の子供たちの様子を見ていてこのような好循環が起きていることを感じ、大変うれしく思っています。

私は、すべての子供たちにとって当ジムが楽しく運動できる場であってほしいと強く願っていますし、そのための環境づくりが私たちの大きな仕事でもあると考えています。

挨拶には相手の心を開く作用があります。自ら積極的に挨拶ができる子とできない子ではこれからの人生で出会う人にも大きな違いが出てくると思います。保護者の皆様には、これからも是非お子様に進んで挨拶をするように促して頂き、楽しく運動できる環境づくりにご協力頂ければ幸いです。

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