新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、パンデミックにより日本に本帰国や避難帰国された方が多かった昨年でありますが、その方々より日本でスポーツ教室に通わせてみたらWaku Waku Gymと全く違っていたという内容のメールを何通もいただきました。
それによりますと、日本の教室は「1回に行う種目が少なくて飽きてしまう」「ほめてもらう機会がなく注意されてばかりだった」「説明が長すぎて運動時間が少ない」という内容のものがほとんどでした。
では、なぜこのような違いがあるのでしょうか。
私はかつて学生時代にアルバイトで子供たちに運動を教えていましたが、その際にはどの教室でも楽しく体を動かすことよりもまずは運動を上達させることを重要課題として指導に当たっていました。そのため子供たちは毎回黙々と課題に取り組んでおり、クラス中に大きな声を出したり笑ったりすることなどはほとんどありませんでした。
そんな状況を見ていた私は、そもそもスポーツとは遊びから発展したものなのだから、もっと良い雰囲気の中、心が開いた状態で楽しく運動出来たら将来この子たちはずっと長きにわたって運動に親しんでくれるのになあと残念に感じていました。
そのような経験から、私は子供たちに楽しく運動してもらうためには飽きさせないための仕掛けを作っておくことが何より大切であると考えています。
例えば当ジムにおける柳井式と呼んでいるプログラムでは、テンポよく様々な運動を展開し、できないことができるようになったり頑張った際には先生やママとタッチをしたり、うまくできなかった時には励ましたり、フリープレイタイムでは友達と思い切り遊んだりなど、子供が楽しいと感じられるようなクラスを作る工夫をしているのです。
私は長年大学生や小さな子供たちに運動を教えてきましたが、その私が教育において最も重要であると感じたのは「教師の人間性と情熱」、これに尽きると言っていいでしょう。
教師が一人一人の子供たちと情熱を持ってしっかり関わることができるのか、これが子供たちの満足につながる最も大切な要素です。今後も「すべては子供たちの『できた!』のために」を達成すべく、精一杯指導させて頂きます。