Waku Waku Gymのことを、「体操教室」と呼ばれる方が数多くいらっしゃいます。
たしかにWaku Waku Gymでは、
日本の体操教室のようにマット運動や鉄棒を毎回行なっています。
しかし、日本の一般的な体操教室を意識してプログラムを組んだわけではありません。
・学校の送り迎えはスクールバス利用
・友だちの自宅へ気軽に遊びに行けない
・子供たちだけで気軽に公園で遊べない
このようなバンコクの子供たちの運動環境を見て危機感を感じ、
楽しく飽きずに効率よく子供たちの運動能力を高めるジムを作ろうと決心しました。
そこで今までの指導経験や研究から
『柳井式』と銘打った独自のプログラムを開発したところ、
自然と鉄棒やうんてい、さらにはマット運動をプログラムに組み込む事となったのです。
現在、スポーツの世界では、
テレビ番組「筋肉番付」に代表されるように「速さ」や「強さ」が強調されますが、
私は運動能力を高めるには、「巧みさ」が最も大切と考えています。
その「巧みさ」は、「速さ」や「強さ」と鍛える箇所が違うのでしょうか？
これらは大いに違います。
巧みさを鍛えるのは脳の働きであり、速さや強さは主に筋肉の働きなのです。
子供の運動能力を向上させるためには
「巧みさ」の獲得を第一に、適切な時期に適切な運動を行なわせる事が必須なのです。
そして、その巧みさを鍛えるには
転がったり、回転したり、頭とお尻が逆さまになったりと、
日常生活ではなかなかできない体験を、
第二次性徴が始まる前までに数多く経験させるま事が必要と考えています。
普段の生活では行わない動きを取り入れるためには、
体操競技で行なわれる鉄棒やマット運動が最適です。
当ジムのプログラム構成は
巧みさを鍛えるための一種の「脳トレ」といった面もあるため
速さや強さを追求する他のスポーツ系の習い事や、
一般的な体操教室とは内容的に少し異なるかもしれません。
Waku Waku Gymでは、今後もお子様の運動能力を効率的に伸ばすために、
「楽しく続け、いつの間にかいろいろな運動ができるようになった」
と言っていただけるプログラムを提供していきたいと考えております。