
保護者の皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、今回は毎回の指導の中で私たちが意識していることについてお話しさせて頂きます。
まず子供の運動指導で避けなければならないこと、それは「つまらない」、「飽きた」と思わせないことです。
子供は私たちの指導に対し正直な反応を示すので、楽しく運動しているのかどうかは顔を見ればすぐに分かります。
もちろん、運動が苦手だったり初めて挑戦する種目がうまくできないことはよくあることですが、むしろできないことに挑戦することこそ大切な経験だと私たちは考えています。
そこで重要になるのが、うまくできなかったという気持ちを引きずらせないことです。
私が長年かけて開発した「柳井式」はテンポ良く次から次へと運動を行わせるため、できなくてもがっかりする間がなく次の運動に移行します。
そのため自然と気持ちが切り替わり、「さあ、次!」と子供たちがテンションを持ち直すきっかけになるのだと思います。
このテンションが上がった状態で1時間しっかり頑張れるようにすることが、私たちの一番の腕の見せ所です。
幼少、少年期は活動欲求が非常に高いので、子供たちの興味をうまく引き続けることができれば楽しい1時間になります。
しかし、クラスの途中で飽きたと思わせてしまえば、子供の興味はそこで切れてしまいます。
ここが子供の運動指導を行うにあたっての肝になります。
ただ運動を教えるだけなら、やり方を説明して「さあ、やってみましょう!」と言えば済む話です。
しかし、難しすぎることをやらせても、逆に簡単すぎることをやらせても、子供たちのテンションを1時間保ち続けることはできません。
そのため、ジムでは毎回同じ種目を行うルーティーン運動を取り入れています。
これらは基本的な運動能力を細かく要素で分け、具体的な運動に落とし込んでいったものです。
具体的には、
ぶら下がる運動として「雲梯」、
回る運動として「鉄棒」、
身体を支える運動として「逆立ち」、「三点倒立」、
キックを強くする運動として「トランポリン」、「縄跳び」、「ケンケンパー」、「お花ジャンプ」といった具合です。
最初はうまくできなくても毎週同じ運動を行っているので、誰でも上達することができますし、「できた!」の喜びを感じてもらえるのです。
私が学生時代にアルバイトしていた子供の体操教室では見学の時間が多く、子供たちのほとんどが退屈してしまい全く楽しそうでありませんでした。
この経験から子供の運動指導では、「何を教えるか」だけでなく、「いかに子供を飽きさせないか」が大切なことを学ぶことができました。
それから長い年月をかけて、まず運動時間をしっかり確保し、さらにテンポよく種目を切り替えることで、1時間を飽きずに楽しく過ごせるように工夫と改良を重ねて来ました。
「気づいたら、もう1時間経っていた!」
そんなふうに楽しみながら子供たちが無理なく運動能力を伸ばしていけるよう、これからも質の高いプログラムを提供していきたいと思います。









