この度、本帰国されたKくんのお母さまよりWaku Waku Gym あてに嬉しいお手紙を頂きました。
それは、かつてクラスで跳び箱を行っていた際の出来事に関するものでした。
Kくんは跳び箱に対してもともと苦手意識があり、いつも低い跳び箱の列に並んでいました。
そんなKくんに対し、まさ先生は高い箱を跳ぶように促したものの、最初は足が引っかかって転びそうになってしまいました。
Kくんは怖くてもうやりたくないと言いましたが、まさ先生はあきらめずにやってみなさいと普段よりも少し厳しく声を掛けたそうです。
以下、お母様のお手紙から抜粋させて頂きます。
※ ※ ※ ここから ※ ※ ※
「数回後に何とか跳び越えることができた後、
私に駆け寄ってきて大泣きしてしまいました。
怖かった、頑張った、できた、ホッとした、
いろんな感情が混ざったのだと思います。
ですがその日の帰り道、
Kは何だかスッキリした顔をしていました。
きっと低い跳び箱だけ跳んでいたのでは味わえなかった気持ちに
気付いたのだと思います。
恐怖や失敗をちょっとずつ克服し、
成功体験がひとつずつ増えていくうちに、
やればできるかも、やってみようと姿勢が変わってきました。
そして、次はもっと良いタイムを出したい、
リレーでお友達をタッチしたいと目を輝かせて目標を話すようになりました。」
※ ※ ※ ここまで ※ ※ ※
そんなKくんはいつの日からか幼稚園で運動ができる子と思われるようになり、運動会ではリレーのアンカーを務めるまでになったそうです。
そしてお母様はこのお手紙の中で「自分はできるんだと信じること、周りが認めてくれることが子供にとって大きな力となり自信につながることを実感しています」と結ばれています。
今回、当ジムでの指導がお子様の成長につながったことを実感して頂いたことは私たちにとって何よりも嬉しい事であり、Waku Waku Gym のスローガンである
「すべては子供たちの『できた!』のために」
を体現したKくんはきっとこの貴重な経験を胸に日本で益々成長していってくれるものと期待しています。
あることをきっかけに子供が急激に成長することは特別に珍しい事ではありません。
ただ、誰もがこの急な成長を感じられるかと言えばそうではなく、何度も失敗を繰り返した後に出来たという達成感を感じること、そして更に新たな目標を見出し、またそれを達成したいという強い欲求を持つことが必須となります。
その意味ではKくんはまさに大きな成長をとげるためのステップを一つ一つ当ジムで積み上げていったということもできるでしょう。
当ジムはオリンピック選手を養成することを目的としているのではありません。
運動を通じて「できた!」をたくさん感じて自信をつけ、自己肯定感の高い人間に成長させることが私たちの目的です。
そして心身ともに安定した大人に育つことが人生をより幸福により豊かにするという教育信念を持ってお子様の指導に当たっています。
来年度も さ先生、よっしー先生共々、お子様たちの「できた!」に少しでも寄り添っていけるよう一生懸命指導させて頂きます。
来年度もどうぞ変わらぬご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。