Waku Waku Gym

鉄棒前回り、手は強く握る?握らない?~わく通2025年9月号 

さて、先日年少のクラスで前回りをしている子がいました。

最初、ママは満足そうに見守っていたのですが、その子が回るときに少し鉄棒から手を離すと「手をしっかり握っていなさい」と注意をされていました。私はそれを聞いて「鉄棒で回るときには強く握っていると回れないのでそれで大丈夫なのですよ」とお伝えしたのですが、今回は改めて鉄棒前回りの際の手の握り方についてお話させて頂きます。

まず、鉄棒前回りをするときに手を強く握ってしまうと手首が固定され上半身が前方に回転しにくくなるため、前回りがスムーズにできません。

最初はこのことに驚かれる方も少なくないと思います。
特に初心者の子どもは体を前に倒すのが怖いため、どうしても強く握ってしまいます。

また、お母様としても鉄棒から落下するのではという懸念から鉄棒を強く握っていてほしいと考えるのも理解できるのですが、実際にはそれではうまく回ることはできません。そこで大切になるのが鉄棒を握る力加減です。

小学生に鉄棒前回り競争をさせるとよくわかるのですが、鉄棒を握っているというよりもただ手をひっかけているといった感じで回っているのです。

これは速く回るには体の重心が下に落ちる勢いが大切になるので、なるべく鉄棒を持つ手が回転のスピードを妨げないようにしているためです。

では、どの程度の力で握るとうまく回れるかというと、これは何回も練習をして自ら感覚をつかむしかありません。

ただこれは決して難しい事ではなく、繰り返し前回りを練習することによって誰もが自然に習得できるようになります。

Waku Waku Gymでは回転運動をとても重要視しています。
それは鉄棒前回りのような回転運動は日常生活の中では絶対に行わない動作だからです。

この感覚を身につけているか否かにより将来の運動能力に大きな差が出てくるため、すべてのクラスで毎回必ず鉄棒を毎回必ず行ってもらっています。

鉄棒前回りの練習を通して子供たちは手の力加減や体の使い方、回転感覚を学んでいきます。
何度も何度も回って回転感覚を養うことが将来の運動能力の基礎作りにつながるのです。

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