
保護者の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、今月で2025年度が終了し、4月からは2026年度が始まります。
今年度も多くの出会いに恵まれ、子どもたちのたくさんの「できた!」の場面に立ち会うことができました。
高いところが怖くなくなった、鉄棒の前回りや逆上がりができるようになった、平均台を落ちずに渡れるようになった、跳び箱で高い段を跳べるようになった、バク転ができるようになった……。
日々の子どもたちの運動能力の向上には目覚ましいものがあります。
私がかつて大学で体育教師をしていた際には、このような変化を目の当たりにすることはほとんどありませんでした。
同じように運動に取り組んでも、年齢によってこれほどその成果が異なることに改めて驚きを覚えています。
当ジムに来た当初は泣いてばかりいたお子様が、しばらくすると一人で鉄棒の前回りをして遊んでいる、そんな光景も今では珍しくなくなりました。
保護者の方から「入会して本当によかった」とお言葉をいただくことも多々あり、幼少、少年期に運動を行うことの大切さをますます実感しています。
また、ここで重要なことは、子どもの運動能力は一朝一夕で向上するものではないという点です。
毎週さまざまな運動を継続することによって、はじめて「できた!」の達成につながります。
総合的に運動能力を高めるには、手押し車やクマ歩き、逆立ち、うんていなどを繰り返し行って苦手な運動を一つひとつ克服していく必要があります。
特に小さなお子様は、できないことを諦めて途中で投げ出してしまうことも少なくありません。
しかし、反対にこの年齢であれば継続することで必ず少しずつ運動能力は向上していきますので、この毎回行うルーティーン運動が「できた!」の達成には不可欠なのです。
同時に反復運動を繰り返すなかで、我慢する力を身につけたり、途中でやめたくなってもあきらめない粘り強さを覚えたりと精神的にも成長していきます。
こうした精神的強さ、忍耐力は今後運動以外の場面でも必ず役立つと考えています。
私は子どもたちに「素直で頑張り屋さんがどんどん伸びる」という話をしていますが、この“頑張り屋さん”という資質は生まれ持った性格のみならず、「頑張った経験」を何度も積み重ねることで育まれるものではないでしょうか。
今のお子様の年齢においては、運動を通して「できた!」という成功体験を積ませることが、何よりも教育的財産になると考えています。
将来、お子様が元気で健やかに、そして精神的にもたくましく成長されるよう、少しでもお役に立てれば幸いです。
来年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
