Waku Waku Gym

いま大切にしたい幼少期の運動~わく通2026年1月号 


保護者の皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

今回はなぜ小さい時に様々な運動をすることが大切なのかについてお話したいと思います。

結論から申し上げますと、運動を司る脳の発達は骨格や筋肉などの器官と比べて非常に早いからです。
中学生になってから運動を始めようとしても、思うように身につかない理由がここにあります。

人間は、生後間もなくして脳内の神経回路の配線が進みます。
その後、3歳頃までは親や兄弟の真似を盛んに行い、その後7歳頃までの間には自主的な行動や新しいものを創造する力が育ちます。

この頃になると脳の重さは成人の90%以上に達し、10歳前後で神経回路の配線がほぼ完成すると言われています。
つまり、人間はまず脳が発達し、そのあと第二次性徴を迎え体の発達が進むという順序をたどるのです。

私が大学で体育教員をしていた頃、体育が苦手な学生たちに彼らの過去の運動経験について尋ねたことがあります。
すると、多くの学生が「小さい時にはほとんど運動した経験がない」「運動を始めたのは小学校1年生の体育の授業だった」と話してくれました。

そして、その体育の授業がずっと苦痛だったとも言っていました。
この時の話は私にとって大きな衝撃であり、それをきっかけとして幼児教育の世界に足を踏み入れ、現在のWaku Waku 開設につながっていったのです。

日本の幼稚園で体育を教える中で学んだことは、一回のクラスで一つのことを時間をかけて教えるのではなく、数多くの運動を少しずつ経験させることの重要性です。

また、それらを子供たちが飽きることなく、夢中になって取り組めるようにするにはどうすればよいのかを、現在もなお試行錯誤をしつつ改良を重ねています。

数多くの運動を毎回行わせる理由は、幼少期における多種多様な運動経験が脳に大きな刺激を与え、運動能力向上に大きく寄与することが科学的にも証明されているからです。
それは結果として、生涯にわたって運動に親しむ力を育てることにつながります。

「大学体育で恥ずかしい思いをする学生を一人でもなくしたい」。
そんな思いが発端となり、バンコクで子供向けジムを始めることになるとは、当時は想像もしていませんでした。

しかし、運動環境が決して恵まれているとは言えないここバンコクだからこそ、「柳井式」の意義が最も活かされる、その実践にふさわしい場所であると今では確信しています。

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