わくわくジムでは、
ジム開始当初よりクラスの最初と最後は姿勢正しく正座をするように指導しております。
今回はなぜ正しい姿勢について繰り返し指導するのかお話し致します。
かつての日本では、
正しい姿勢で座るように家庭や学校で躾けられたものですが、
最近では親や学校の教師が子供に正しく座るように躾ける機会が減ったように感じます。
ではなぜ、かつての日本人は正しく座ることを重要視して子供に躾けたのでしょうか?
もちろん、所作振る舞いを美しくして、
他人に不快感を与えないことも大きな理由でしょう。
しかし、それ以上に私が正しく正座する事が大切だと感じているのは、
正しく座ることができないと人の集中力は持続しにくいからです。
勉強を例にとると、
正しい姿勢で机に座って勉強できる子は、
例外なく何時間も集中して勉強する事ができます。
つまり、勉強ができる、できないの要因の一つとして、
学習能力の有無以前に、正しい姿勢で長時間座れるか、
すなわち集中力が持続できるかがまず問われるのです。
座る時に肘を付く
足を組む
深く腰掛けられない
まっすぐ座れない
背中が曲がっている
これでは残念ながら長時間集中して物を考えることはできません。
今後も、当ジムでは
普段することの少ない正座をなるべく多く取り入れ、
座る時には背筋はまっすぐ伸び、
頭はお尻の真上に来るという正しい姿勢を体得できるよう指導していきます。
躾は運動能力と同様、
小学校卒業までに 行わなければ残念ながら手遅れになってしまう事が多いものです。
更に現在は、ゲーム等の普及により子供の姿勢はさらに悪化の一途をたどっているように感じます。
子供の集中力がないと感じている小学生を持つ保護者の方は、
お子様の姿勢を注意してみて頂くことをお勧め致します。
未就学児につきましても姿勢については就学児同様に気をつけて頂きたいと思いますが、
集中力に関しては年齢が上がると身についてくるものですので、
まだそれ程心配する必要はないだろうと思います。