Waku Waku Gym

運動の動機は好奇心から~わく通2016年8月号

 
今回は私が運動指導をしていた中で感じた
大学生と子供達との違いについてお話し致します。

私は20年間大学で体育の教師をしながら、
小学生や幼稚園児にも運動を教えていました。

その経験から最も強く感じた事は、
子供のほうが大学生よりも自分で伸びようとする
エネルギーに満ち溢れているということです。

 

当ジムの子供たちもそうですが、
一度ある運動が出来るようになると
自分から積極的に何度も挑戦し、
自然に上達していく光景を何度も目にしました。

大学生と一緒に体育の授業をしていたときには
ほとんど見られない子供たちのこの積極性に、
最初はとても驚いた事を覚えています。

 

では一体、
この違いはどこから来るのでしょうか。
その理由としては、子供たちの方が

 

①脳の発達が著しく「できた」を体験しやすい
②年齢的に運動欲求が高い
③うまくできなかったときに恥ずかしいと思う気持ちが少ない
④過去の失敗体験を引きずることが少ない

などが考えられますが、

 

私はその最も大きな違いは

運動に対する
好奇心の強さではないか

と考えています。

 

子供はもともと体を動かす事が大好きです。
ですから当ジムでは、子供が運動に対して
好奇心を持ち続けられるような
雰囲気を作り出すことを常に心がけています。

その一つがほめて育てることです。

たとえうまくできてもできなくても、
その頑張りに対しプラスの声かけをする、
さらに上手にできた際には思い切りほめてあげる、
この繰り返しが子供たちが頑張ろうと思う
動機付けとなり良い雰囲気を作り出し、
最終的に運動に対する好奇心に
つながっていくのではと考えています。

 

その他、
三点倒立や逆立ちをした後に
ママやパパとタッチをするように促すのは、
上手にできたことをご両親に認めてもらうことにより
楽しいと感じさせる為であり、
手押し車で競争させるのは
友達よりも速くゴールできるよう頑張らせる為で、
これらの全てが子供の運動に対する
好奇心を高めることにつながっていると考えています。

 

その結果、ジムでの子供たちは、
一つ一つの運動に対して全力を出して
頑張ってやってくれています。

これは大学生を指導している際には見られなかったことです。

 

前述した通り、今のお子様の年齢は
もともと運動に対する欲求が高い時期なので、
あとは運動への好奇心を持ち続けられる
環境を用意することが最も大切な事です。

 

当ジムではこれからもお子様が
「運動って楽しい!」と感じられる雰囲気を
提供できるよう指導をしていくつもりでおります。

 

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