Waku Waku Gym

速く走るためには腕振りから わく通~2022年9月号

Waku Waku Gymでは、バンコクにお住いの子供たちに、楽しくスポーツに親しんでもらいたいと日々工夫を凝らしています。

現在Waku Waku Gymでは、5歳、6歳、7歳、8歳クラス以上では速く走るためのトレーニングを行っています。

基本的に足が速い子の特長は、「蹴る力が強い」、この一言で言い表すことができます。

そこで蹴る力を強くするために、5歳、6歳、7歳、8歳クラス以上のクラスでは、毎回クラス終了後にママ、パパと一緒に「ホップステップジャンプ」の測定を行ってもらっています。

ちなみに当ジムでの最高記録は7メートルで、2人の小学生が7メートルジャンパーです。もちろん彼らは足が速いです。またその他、縄跳びやトランポリン、ケンケンパーやお花ジャンプなども蹴る力を育成するために非常に役立つ運動です。

ただ、残念ながら蹴る力は短期間ですぐに身につくものではありません。そこで重要となって来るのが、「上手に走る」という考え方です。

上手に走るためのキーワード、それは「腕振り」。鍛えるべきポイントは「肘を曲げてリズム良く」振る事です。

リズム良くということは同じ調子で腕を振り続けるということです。

ただ、これが子供たちにはなかなか難しいようで、子供同士で走らせると隣の子より速く走ろうとして肩に力が入ってしまい自分のリズムを崩してしまうというのはよくあることです。

昨年はオンラインクラスで走る練習をしたのですが、隣に誰もいない状況で自分のペースで腕を振ることができたため、多くの子供がリズム良く腕振りができるようになり、オンラインクラスの一つの意外な効果となったことを思い出します。

そのため、今後は腕振りに意識を置いてリズム走をたくさん行っていきます。この繰り返しの練習が足を速くするうえで最も大切なことであると考えています。

走るというとどうしても脚部に目がいってしまいますが、即効性という意味ではむしろ腕振りに注目した方が良いのです。

腕をリズム良く振ることができるようになれば振るスピードも速くなってきます。脚の動きは腕の動きに同調しますので、それに伴い足の回転数が上がり自然と走るスピードも速くなるのです。

ただ、この効果は日常練習を積み重ねている陸上競技選手には望むことはできません。

あくまで、まだ走ることについて習ったことのない初心者ランナーのみに効果がある一つの裏ワザでもあるのです。

たかが腕振りと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが上手にできるようになると見違えるようにフォームが良くなる子が毎年必ずいますので、スマートフォンで撮影をお願いしている保護者の皆様には是非まさ先生のアドバイスを何度もお子様に伝えて頂き、より練習効果を高めて頂ければと思います。

Waku Waku Gymでは、毎回クラス終了後にホップステップジャンプを行って蹴る力をトレーニングしているので、今回「肘を曲げてリズム良く」腕を振ることを身につけて、少しでも走る事への自信をつけてもらえればと考えています。

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