3月は別れの季節です。
今年も多くの子供たちがジムを巣立っていきます。
入会した当時は両足ジャンプができなかった子
ママから離れられずにずっと泣いていた子
鉄棒ができなくて練習を重ね、最後は逆上がりまでできるようになった子・・・。
子供たちにメダルを渡すとき、多くの「できた!」を重ねて大きく成長してくれたなぁ、としみじみ喜びを感じることが多い今日この頃です。
うんていができるようになった
逆上がりができるようになった
それらは他人から見れば本当に些細な事かもしれませんが、本人からすればさなぎが蝶になるくらい大きな出来事である場合もあるのです。
そこで自信をつけ、様々な事に積極的に挑戦していく子になるのか、あるいは運動に対して苦手意識を持ち続けてその他のことにも消極的な子になってしまうのか、大げさではなく、あとから見れば人生の岐路となる場合もあり得るかもしれません。
そのくらいたった一つの「できた!」が子供たちの将来に与える影響は計り知れないと考えています。
そもそも、
長年大学で体育教師をしていた私がなぜ幼児教育に目覚めたのかと言えば、運動が苦手な学生と授業前に話をしていた際に「小学校から高校までずっと体育の時間が嫌で嫌でたまらなかった」という一言を聞いて大きなショックを受け、では一体何歳までさかのぼれば運動への苦手意識がなくなるのだろうという素朴な疑問を抱いたためでした。
子供たちが学校を卒業した時に「これでもう体育をやらなくて済むからせいせいした」というのではあまりにももったいないと思ったのです。
そして、私がたどり着いた一つの答えが、元々運動の得手不得手があるのは仕方ない、それよりも幼少期において例え上手にできなくても体を動かすのは楽しいと感じられる体験をさせることが重要であるというものでした。
子供たちにそんな体験をしてもらえるよう、私たちはこれまで日々努力して参りました。
Waku Waku Gymでの楽しく運動できた思い出、そして「できた!」の成功体験が巣立っていく子供たちの未来に少しでも貢献できたならこれ以上の喜びはありません。
私たちはこれからもタイから日本の子供たちへ、変わらぬエールを送り続けたいと思っております。