Waku Waku Gym

箱を跳ぶ爽快感を感じよう!~わく通2024年2月号



Waku Waku Gymでは、2月からは5歳、6歳、7歳、8歳以上のクラスでは跳び箱を始めます。

毎年年度末は跳び箱を行うのが恒例となっていますが、箱を跳び越えるためには怖がらないこと、助走で前に向かって走るエネルギーを踏み切りの場面で上方に変換する能力、箱に手をついたら体をしっかり支え、腕よりも前に肩を出すための腕の力など多くの能力を必要とすることから年度終わりのこの時期に行うことが多いのです。

跳び箱と言えば踏み切りと言われるほどその技術が重要であるため、当ジムでは踏み切りの練習もかねてこれまで台上前転の練習を重ねて来ました。

最初は怖がっていた子供たちもまさ先生やよっしー先生の励ましにより、以前よりも高い箱を回ることが出来るようになりました。

ただ、実は跳び箱や台上前転は技術面よりも「怖がらない」ことの方が重要なのです。

普段どんな運動も上手にできる子がなかなか箱を跳び越えられなかったり、意外な子?が難なく跳んだりするのはよくあることです。

恐怖心を少しでもなくすため、当ジムでは箱に毛布を当てて体が当たっても痛くないから大丈夫と言って跳ばせたりもしています。

跳び箱は克服スポーツとも言われ、今まで跳べなかった箱を跳ぶことが出来たという大きな達成感や爽快感を感じることが出来ます。

ただ、チャレンジする箱の高さは個人によって異なるので、せっかく自分が頑張って跳ぶことが出来たのに他の子供たちはそれよりもさらに高い箱を跳んでいたというのではできた喜びも半減してしまうと思うのです。

そこで当ジムでは箱に書いてある数字を全て消して箱に色を塗り、子供たちに説明するときにも「次は白の段を跳びましょう」、「その次はピンクです」として段数を設定しています。

そうすることによって他の子供と比較しづらくなるように工夫しています。

当ジムでは子供たちに「できた!」の場面を数多く経験してもらうことが自信につながると考えています。

跳び箱ではその機会が多くあるので自信をつけてくれる子供が数多くいます。

たった一つの成功体験がその子を大きく変えてしまうほどのきっかけとなることも少なくありません。

ここに子供のスポーツ教育の醍醐味があると私は思っています。

さらに跳び箱では跳べたときの爽快感がとても大きく、また跳ぶ前の緊張感から解放されて跳ぶことが出来た喜びは格別のものがあります。

2月、3月には本帰国する子供たちが数多くいます。Waku Waku Gymでの最後の跳び箱の授業で、一人でも多くの子が今まで跳べなかった箱を跳べるようになって自信をつけて日本に帰国できるよう精一杯指導をしていきたいと思います。

Tagged on: ,
UA-56816741-1