Waku Waku Gym

教育の目的について~わく通2016年12月号

 
さて、皆様はお子様の学校選びから様々な習い事に至るまで、
お子様の教育について考える機会が多いことと思いますが、
今回は教育の目的についての話です。

皆様はお子様の教育効果について
どのような判断基準をお持ちでしょうか。

将来、一流と言われる会社や大学に入る事ができる、
自分の夢をかなえることができる・・・など
様々な目的をお持ちの事と思いますが、
Waku Waku Gymでは、将来お子様が
成人して自分の人生を振り返ったときに、

「Waku Waku Gymに通っていて本当によかった」

と言ってもらえることが
最も大切な使命と考えて指導に当たっています。

確かに当ジムは運動能力向上を
目指して指導していますが、
鉄棒逆上がりやうんていができなくとも
十分に人生を楽しむ事はできます。

アスリートを目指すといった特殊な場合を除いて、
私はスポーツはたしなみ程度、
つまり、ちょっと時間ができたので
スポーツでもして気晴らしをしよう
というレベルまでいけば十分ではないかと考えています。

今の日本のスポーツ教育の現場では、
小さいときから他の子供と競わせすぎているように思います。
これでは一部の才能ある子供のためだけの
スポーツとなってしまい、
競争に負けていった他の多くの子供たちは、
将来そのスポーツをやっていて
本当によかったと思ってくれるのか心配です。

当ジムにいる子供たちは様々な理由で
入会していただいていますが、
ここでは人と自分を比べるのではなく、
まずは運動って楽しい!と感じてもらい、
その後「できた!」という喜びを感じて
自信をつけさせることを一番の目的として
指導に当たっています。

そのような体験を重ねた結果、
将来的にスポーツ以外のシーンでも
頑張った自分を認めてあげられる、
自己肯定力のある大人に成長していけるのでは
ないかと考えています。

教育とは、つまるところ人間形成です。

大人になった時セルフエスティームの高い
人間になるために今があると考えるならば、
大切なのは他者との比較や競争ではありません。

楽しいから続けられた、
続けていたら出来るようになったという
成功体験をより多くさせてあげることが
親として唯一できることであり、
子供にとってもそれが将来かけがえのない
財産となるのではないでしょうか。

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