Waku Waku Gym

意外と知らない?腕振りと足の速さの関係性 ~わく通2023年9月号

現在、Waku Waku Gymでは、5歳、6歳、7歳、8歳以上のクラスでは、11月下旬に行われるバンコク日本人学校の運動会に向けて、速く走るトレーニングを行っています。

足が速い人というのは蹴る力が強いので、蹴る力を強くするのが最適なトレーニングなのですが、残念ながらこれは一朝一夕に達成できるものではありません。

そこで当ジムでは、ほとんどのクラス中で毎回トランポリンやお花ジャンプ、ケンケンパー、縄跳びなどを実施し、またクラス終了後には「ホップステップジャンプ」を行うことにより蹴る力を養うようにしています。

それに加えて、今回はタイトルにもあるように腕をどのように振れば速く走ることが出来るのかを理解してもらい、その練習を繰り返すことで本番でより良い結果を出せるようにしていきたいと思っています。

 

では腕を振るときに、具体的に何に意識すれば良いのでしょうか?

大切なことは2点、まず1点目は腕を速く振るということです。腕と足の動きは連動しているため、腕を速く振れば振るほど足の回転も速くなるからです。

2点目は腕を大きく振るということです。腕を大きく振ると膝がより高く上がって、それに伴いストライドがより大きくなるからです。つまり、腕を大きく速く振ることが速く走るために最も手っ取り早い方法なのです。

ただ、そうは言ってもこれもすぐに身に付くものではありません。

まずは腕を正しく振ることが出来なくてはなりませんが、正しく振るとは「リズム良く」、「肘を曲げて」、「肘を後ろまで振る」ことが大切です。

これら全てを理解して腕を振るのは幼稚園、小学校低学年では難しいかもしれません。

しかし、毎回この練習を行うことによって多くの子供たちが自分の足が速くなったと感じると言ってくれるのです。

この経験から私たちは腕振りを意識して走ることの重要性を感じており、コロナ禍以前、バンコク日本人学校の運動会前はずっとこの練習を行っていました。

腕を振るだけで本当に足が速くなるのかとお考えの方もいらっしゃると思いますが、お子様の走るフォームが変わると足が速くなることを実感して頂く良い機会なのではと思います。

まずはまさ先生、よっしー先生の指導内容をお子様と共に理解して頂き、それを動画で見て確認してお子様にフィードバックをする、これを繰り返すことによって走るフォームをより良いものにしていただければと思います。

 

保護者の皆様の中で小さいころに走り方を習ったり、ご自分の走るフォームを動画で見たという方は少ないのではないでしょうか。特に、自分の走る姿を見てフォームを矯正するのは非常に効果的な練習方法です。

今のお子様の年齢で正しいフォームを獲得できれば、将来成長して蹴る力が強くなった時にさらに足が速くなることが期待できるでしょう。

さあ、運動会に向けてお子様と一緒に腕振りを頑張りましょう!

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