Waku Waku Gym

恐怖心と運動能力向上の深~い関係  わく通2023年12月号

当ジムの大きな特徴の一つとして、一回のクラスで数多くの運動を行うという点があります。

日本の体操教室などでは鉄棒や跳び箱、平均台など数種類の運動にとどまるかと思いますが、当ジムではどのクラスも毎回20種類以上の運動を行っています。

それは、多種多様な運動を今のお子様の年齢で行うことが運動能力向上のために最も重要と考えているからです。

2歳,3歳クラス、3歳,4歳,5歳クラスのトンネルジャンプ、5歳,6歳,7歳,8歳クラス、小学生クラスのスパイダーマンや跳び箱、アドバンスクラスのバク転、その全てが恐怖心との戦いでもあります。

恐怖心の克服なしにこれらの運動を上手にすることはできません。そこで大切なのが多種多様な運動経験なのです。

例えば、高いところが苦手なら、パパの肩車から始まって、わくわくジャングルを上まで上がったり、ボルダリングで高い所に登るなどの経験を多く積むことが恐怖心の克服に大きく関わってくるのです。

跳び箱も大きな箱に向かって走っていくのはとても恐怖を感じるものですが、箱を跳ぶのではなく回るという台上前転を行うことによって箱に向かって走る恐怖心をなくす効果があります。

また、長期休みに開催しているスペシャルクラスでは、小学生でもトンネルジャンプを怖がってしまう子がいるのですが、恐らく彼らは高い所に上ったりそこで遊んだりという経験が圧倒的に不足していることが原因だと思います。

本来、高い所で遊ぶ、飛び降りるといった運動経験は外遊びの中で培うものでした。木登りやかくれんぼ、鬼ごっこなどは子供たちが大好きな遊びで、当ジムでもフリープレイタイムの際に子供たちが自発的によく行っています。

しかし、現在では外遊びをしている子供をあまり見かけることがなくなりました。それは日本でもここバンコクでも同じだと思います。その最大の原因は、テレビやゲームなど、家の中でも楽しく過ごせる遊びが台頭してきたことによるものでしょう。

運動経験が少ない子供は運動に対する恐怖心があるため、高い所が怖いから滑り台などの遊具には近づかないようにしよう、ボールに当たるのが怖いからドッジボールで遊ぶのはやめよう・・・というようにますます運動から遠ざかってしまうようになります。これでは運動好きな元気な子供に育つのは難しいと言えるでしょう。

「運動を怖がるか怖がらないか」

これは今後のお子様の運動能力向上を占う上でとても大きな指標でもあるのです。なぜならば、運動に対する恐怖心があるとそれを取り除くのに時間がかかってしまい、他の子どもと比べて上達に要する時間が必然的に長くなるためです。

当ジム独自の「柳井式」プログラムで恐怖心克服を目的とした多種多様な運動を行うことは、子供たちの運動能力をより早く向上させるためにとても大切なことなのです。

なお、最後になりましたが、本年も格別のご愛顧を賜りまして誠にありがとうございました。来年もスタッフ共々、より充実したジムでの時間を提供できるよう努力して参りたいと思っております。皆様には来年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。良いお年を❣

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