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さて、今月パリで行なわれていたオリンピックが無事終わり、今回のオリンピックでは日本が獲得した金メダル数、メダル総獲得数が海外で行われたオリンピックで史上最多になったとのことで、日本のスポーツは強くなったと感じた方も数多くいらっしゃると思います。そこで今回はなぜ日本のスポーツが強くなったのかについての私見をお話ししたいと思います。
その理由として、まずは2008年東京都北区西が丘にナショナルスポーツセンター(NTC)が開所されたことが挙げられます。
つまり、国を挙げてトップアスリートを応援する体制ができたということです。これによって各競技の専用トレーニング拠点を持つことが可能となり、競技力の向上が実現したことが大きな要因ではないでしょうか。
もう一点は選手の競技環境の整備です。私がかつて行っていたラグビーは当時アマチュア規定があり、競技をすることによって金品を受け取ってはいけないというルールのもとに行われていました。そのため日本代表レベルの選手でも夕方までは一般社員と一緒に働いてそれから練習を行うのが当たり前でした。また、他の競技でも遠征や合宿費用を稼ぐためにアルバイトに精を出しながら競技を続けるといった話は数多くありました。
しかし、現在では選手を取り巻く環境が変わりスポンサーが付いたトップ選手は競技のことだけを考えて生活できる態勢が整えられました。その結果、競技によっては一年中海外での試合にも参加できるようになりそこで対戦経験を積めるので、それもまた今回の好成績につながったと考えることができるでしょう。
オリンピックで日本選手の活躍が報じられると我々一般人もなんとなく誇らしい気持ちになります。とりわけ海外に住んでいると普段は日本でのことをあまり身近に感じられなくなるので、余計に嬉しくなります。また、子供たちにとっても日本選手の頑張りは勇気を与えてくれたり、新たにスポーツを始めるきっかけとなったり、今やっている運動をさらに頑張ろうとする動機付けにもなるでしょう。
選手を取り巻く環境が改善され、大きな大会で結果を残すことは日本のスポーツ振興にとっても良いことです。是非、この良い流れが長く続いてほしいものです。
