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現在、5歳、6歳、7歳、8歳以上のクラスでは速く走る練習をしています。
では、そもそも速く走るためにはどのような能力が必要なのでしょうか。
最も大切な能力は「地面を蹴る力」です。その力が強い人が速く走ることができるのです。
クラスの中で毎回行っているトランポリンやケンケン跳び、両足跳び、縄跳び、クマ走り、クラス終了後に行ってもらっている「ホップステップジャンプ」などは全て蹴る力を強くする効果があるものです。
蹴る力が強くなれば自然と一歩のストライドも大きくなるのですが、驚くべきことに100メートル走世界記録保持者のウサインボルト選手の最大のストライドは3メートル近くにもなると言います。
ボルト選手は身長が190センチ以上あるので私たちと比べるのは意味がないかもしれませんが、彼がそれだけ強い力で地面を蹴っていることはご理解頂けるのではないでしょうか。
そこで、確実に蹴る力を伸ばすために、まずは1㎝でもいいのでホップステップジャンプの記録を伸ばせるように繰り返し練習することから始めましょう。
これはただ蹴る力を強くするだけではなく、体幹を鍛える手段としても優れています。
速く走ることができる人は100%体幹の力が強いので、この練習はまさに足を速くするのに最適な練習と言えます。
更に、もう一つ子供のために習慣化にしてほしいことがあります。
それは歩く習慣を持つということです。
バンコクではスクールバスで通学するのが当たり前ですが、日本の子供たちは日々歩いて通学しています。
日本では家から学校まで徒歩15分とすると1日往復30分、週5日で2.5時間、1ヵ月で10時間、つまり、バンコク在住の子供と日本の学校に通う子供では徒歩時間が1ヵ月で10時間の差がつき、1年間では100時間以上の差となります。
日本から転校してきたばかりの子が日本では足が速くなかったのに、こちらではリレーの選手になれたという話はよく耳にしますし、反対にバンコクでは足が速くて皆から一目置かれていた子が帰国してみるとそれほどでもなかったという話も珍しくはありません。
これらがすべて一概に徒歩時間の差によるものとは言えませんが、保護者の皆様にはバンコクの子供たちは圧倒的に日々の歩く量が少ないことを認識して頂き、子供たちには日頃からなるべく歩く習慣をつけさせることが大切です。
足が速いことは子供自身にとって一つの大きな自信となります。
そのためにまずはホップステップジャンプの記録を取っていただき、少しでも記録が伸びたらたくさんほめて子供たちのやる気を引き出してあげましょう。
