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当ジムでは私が開発し改良を重ねた「柳井式」という独自プログラムを用いて指導をしております。
今回はこの柳井式についてお話ししたいと思います。
まず、柳井式の最も大きな特徴として「多種多様な運動をテンポ良く行う」というものがあります。
当ジムではぶら下がる、走る、ジャンプする、投げる、跳ぶ、回る、支えるといった多くの運動を毎回行っていますが、なぜこのように多種多様な運動をさせることが必要なのでしょうか?
その理由は、人間の脳が最も成長する時期がまさに当ジムに通われている子供たちの年齢であり、この時期に多くの運動を経験させることが運動能力の向上に非常に重要であるためです。
逆に今の年齢で多種多様な運動を経験することができないと運動能力の顕著な向上は望めないため、体を動かすことが好きな子供、運動が得意な子供に育つことは難しいと言えるでしょう。
私が小学校入学前の子供に何か一つのスポーツに特化してそれだけを専門的に行わせることに懐疑的であるのは、この年代で最も大切なのは多種多様な運動を行うことであるからにほかなりません。
私が大学院生の時、中学校、高校時代に水泳で全国優勝をして推薦で入学してきた選手と一緒にバレーボールの授業に参加していました。
筋骨隆々で身長も高くギリシャのダビデ像のような体型をした彼が一体どんなプレイをするのか興味津々でしたが、驚くことに全く上手ではなく、言葉を選ばずに言えばとても下手で他の学生たちが彼のことをからかっていたことをよく覚えています。
彼によると小学生の頃から毎日スイミングで泳いでいたため、他のスポーツをすることがほとんどなかったと言っていたことが印象的でした。
つまり、彼は多種多様な運動をすべき時に水泳しか行っていなかったので、残念ながらそれ以外の運動は全く不得手になってしまったのです。
ここバンコクでは体を動かす公園や、下校時や放課後に友達と外遊びできる環境がないので、運動好きで元気な子供に育ってほしいという願いがあるのであれば子供の運動環境を親が用意してあげることが大切なのではないでしょうか。
もっとも、今では日本でもゲーム三昧でほとんど運動をしないことから子供たちの運動能力が年々低下していることが指摘されています。
子供は本来運動が大好きです。それは上手い下手は関係なく、体を動かすことが楽しいと感じる感性があるためだと私は考えています。
そして、その時期が脳の発達面でも運動を行うベストなタイミングと一致するというのは、もはや偶然ではなく必然であると感じずにはいられません。
人間の脳は骨や筋肉と比較して最も早く成長を遂げ、第二次性徴前には成人とほぼ同じ大きさになります。
つまり、それまでに多種多様な運動を継続的に行うことが運動能力を最も効果的に伸ばすチャンスだと私は考えています。
当ジムでは今後も柳井式をさらにブラッシュアップして、お子様の運動能力向上に貢献していきたいと考えております。
