Waku Waku Gym

Blog

よっしー先生ってどんな人? @わく通2023年6月号


6月よりよっしー先生が沖縄からタイに移住して、本格的に当ジムの指導スタッフの一員となりました。

よっしー先生ってどんな人?皆様とても気になっていることと思います。

そこで今回は、よっしー先生に普段のクラスではなかなか聞けない質問を投げかけてみました。

*  *  *

タイに来て驚いたことは?

ここに来る前には東南アジアの国ということで、ジャングルのような全く未開の地をイメージしていて、これからサバイバルな生活が始まるのだと考えていました。でも、実際には大都会で車が多くて、しかもスーパーカーがたくさん走っていてびっくりしました。

タイと沖縄を比べて何を感じましたか?

まず人柄が似ていると感じました。沖縄の人は人懐っこくて陽気な性格の人が多いのですが、タイの人も何となく似たような雰囲気を感じました。食べ物については沖縄は甘い味付けが多いのですが、タイはとても辛いと感じました。また、タイ人がクイッティアオに砂糖をたくさんかけているのを見たときにはかなり驚きました。

なぜWaku Waku Gymで先生になりたいと思ったのですか?

高校生のころからずっと海外で働いてみたいと思っていました。また、体育の先生として子供たちにスポーツを教えたいとも考えていました。今回この2点の希望がかなえられると思いバンコクに来ることを決断しました。

沖縄の子どもとWaku Waku Gymの子供たちとの違いは何かありますか?

沖縄の子供たちからは、先生と生徒というよりも友達同士のような接し方をされることが多かったのですが、バンコクの子供たちは礼儀正しくて言葉遣いがしっかりしていると思いました。また、沖縄では小さい子供が鉄棒をくるくる回っている光景はまず見かけないのでとても感心しました。

これからWaku Waku Gymでどんな先生になりたいですか?

子供たちが生涯を通して運動が楽しいと思えるように指導できる先生になりたいと思っています。

スポーツをしていてよかったことは?

友達や先輩、後輩を含めて様々な人とのつながりが持てたことです。それらの人々との交流が、自分が何かに迷った時や悩んだ時に良い方向に導いてくれたと思っています。

タイの生活で経験してみたいことは?

タイの有名なアクティビティーなので、ゾウに乗る体験をしてみたいです。また、同様に日本ではなかなかできない体験として、プール付きの家にも一度は住んでみたいですね!

実は大事です、クラス始めの雑談タイム~わく通2023年5月号

まさ先生がクラスの始まりの際に、「今日は何を食べてきましたか」「今日は何をして過ごしていましたか」などと雑談をすることがよくありますが、今回はその目的についてお話ししたいと思います。

クラスの最初に皆そろって挨拶をした時には、誰もが「さあ、これから運動を頑張ろう!」と張り切っているように思われがちですが実はそうとも限りません。

例えば低年齢なら寝起きで機嫌が悪い子もいるかもしれませんし、あるいはジムに来る前にママに叱られて落ち込んでいる子、振り替え参加でいつもと様子が異なり緊張している子もいるでしょう。

つまり最初は皆が様々な気持ちを抱えて座っているのです。

雑談タイムには、そのような子供たちに対してまさ先生が身近な話題で話しかけ会話することによって彼らの気持ちをほぐし、精神的に安定させる効果があります。

またそれによってクラス全体の雰囲気も柔らかいものとなり、子供たちにとって運動しやすい環境を作り上げるという効果もあるのです。

ここで子供たちとしっかり心を通わせることがクラスの中でまさ先生の言葉が子供たちにより届くことにつながり、その指導効果がさらに高まる事にもつながります。

またこのタイミングでいつもと様子が違う子、少しフォローが必要な子を見つけることが出来れば、その後の指導に活かすこともできます。

 

わくわくジムでは、雰囲気作りが子どもの運動指導で最も大切と言ってもいいくらい重要なものと考えています。

子供はエンジンをかければいつでも動き出す車とは異なり、調子のよいときもあれば運動に対して気が進まない時もあります。

また、最初は気が進まなかった子も、まさ先生の指導で楽しくなってきて1時間をしっかりやり遂げる子もいます。

このように子供の運動指導の際には子供の気分に寄り添いながら、飽きていないか、楽しくやっているかなど常にその様子に気を配っています。

だからこそ、クラスの最初の雰囲気作りというのはとても重要となります。

ここでうまく気持ちを通わせることが出来ないと子供は1時間ずっと緊張しっぱなしでリラックスできず、最悪の場合、クラスで楽しく体を動かすことができないこともあります。

 

1時間のクラスを楽しく運動するためには精神的に安定していることが必須となります。

ただ、子供たちはまだ精神的に未熟な部分がありますので、指導者の子供たちと心を通わせる経験や技術が大変重要となります。

幸いにして現状ではどのクラスでもまさ先生と子供たちが心を通わせて楽しく運動できていると思いますので、今後も引き続き子供たちのために良い環境を提供できるよう努力して参ります。

すべては子供達の「できた!」のために ~わく通2023年4月号

新学期が始まりました。

Waku Waku Gymでは、今年度も「すべては子供達の『できた!』のために」をスローガンに掲げ、バンコクにお住いのお子様が好奇心を持って楽しく体を動かし、様々な運動が出来るようにスタッフ一同一生懸命指導させて頂きます。

また、本年度よりよっしー先生が加入しました。

皆さんと早く仲良くなりたいと張り切っていますので、是非積極的によっしー先生に声をかけてみてください。

当ジムでは、まず楽しく運動できる雰囲気作りが最も大切と考えています。

そのために「あいさつ」と「友達を名前で呼ぶ」という習慣づけを行っていきます。

Waku Waku Gymでは一週間に一度しか会わない子供が多いので、どうしても友達の名前を覚える事は面倒だと考えがちですが、とりわけ、運動が得意でない子供にとっては友達から名前で呼んでもらうと大きな安心感が得られるものです。

運動は座学で受ける勉強と異なり、得手不得手が瞬時に明確になってしまうものなので、まずは運動が苦手な子供が楽しくできる環境を整えたいと考えております。

また、クラスの中でお互いが挨拶できる関係性を築くことも雰囲気作りにはとても大切と考えています。

ジムに来る子供たちを見ていて感じる事は、学年が上がるほど友達同士の挨拶が少なくなっていくという事です。

「やぁ」でも「オス!」でもいいので、クラス最後に行う「わくわくタッチ」の時のように友達同士目を合わせるように指導していきたいと考えております。
ジムで運動しているときには、子供達の心は開いていて互いのコミュニケーションがとりやすい状態ですので、挨拶の指導をするにはとても良いタイミングだと思います。

運動においても、また運動以外の他の分野においても、できないことができるようになるためには何度も失敗を重ねることが必須です。

そしてそのためには、失敗しても恥ずかしくないという雰囲気作りがとても大切となってきます。

その良い雰囲気作りに欠かせないのが友達同士の関係性です。互いに気軽に挨拶し合い、名前で呼び合う関係があれば、もし何か失敗しても恥ずかしくない雰囲気を作ることができます。

そして、それこそがすべての子供たちに「できた!」を体験させる事ができる最良の方法だと考えております。

本年度もどうぞ宜しくお願い致します。

タイから巣立っていく子供たちへ  ~わく通2023年3月号

3月は別れの季節です。

今年も多くの子供たちがジムを巣立っていきます。

入会した当時は両足ジャンプができなかった子

ママから離れられずにずっと泣いていた子

鉄棒ができなくて練習を重ね、最後は逆上がりまでできるようになった子・・・。

子供たちにメダルを渡すとき、多くの「できた!」を重ねて大きく成長してくれたなぁ、としみじみ喜びを感じることが多い今日この頃です。

うんていができるようになった
逆上がりができるようになった

それらは他人から見れば本当に些細な事かもしれませんが、本人からすればさなぎが蝶になるくらい大きな出来事である場合もあるのです。

そこで自信をつけ、様々な事に積極的に挑戦していく子になるのか、あるいは運動に対して苦手意識を持ち続けてその他のことにも消極的な子になってしまうのか、大げさではなく、あとから見れば人生の岐路となる場合もあり得るかもしれません。

そのくらいたった一つの「できた!」が子供たちの将来に与える影響は計り知れないと考えています。

そもそも、

長年大学で体育教師をしていた私がなぜ幼児教育に目覚めたのかと言えば、運動が苦手な学生と授業前に話をしていた際に「小学校から高校までずっと体育の時間が嫌で嫌でたまらなかった」という一言を聞いて大きなショックを受け、では一体何歳までさかのぼれば運動への苦手意識がなくなるのだろうという素朴な疑問を抱いたためでした。

子供たちが学校を卒業した時に「これでもう体育をやらなくて済むからせいせいした」というのではあまりにももったいないと思ったのです。

そして、私がたどり着いた一つの答えが、元々運動の得手不得手があるのは仕方ない、それよりも幼少期において例え上手にできなくても体を動かすのは楽しいと感じられる体験をさせることが重要であるというものでした。

子供たちにそんな体験をしてもらえるよう、私たちはこれまで日々努力して参りました。

Waku Waku Gymでの楽しく運動できた思い出、そして「できた!」の成功体験が巣立っていく子供たちの未来に少しでも貢献できたならこれ以上の喜びはありません。

私たちはこれからもタイから日本の子供たちへ、変わらぬエールを送り続けたいと思っております。

復活!お花ジャンプ@わく通23年2月号

「スワンまさ」の運動の際に、今までは直接マーカーの上を跳んでいましたが、今月からマーカーの上にボールを載せてそこを跳ぶ方法に変更しました。

この方法、上から見ると花が咲いているように見えることから、かつては「お花ジャンプ」と呼んでいたのですが、

コロナ禍の際にボールプールのボールをすべて片付けてしまったためこれまで休止していたものです。

この「お花ジャンプ」の利点は、上にボールを乗せることで、跳ぶ高さが足りなければ足が当たってボールが落ちるため、高く跳べているかどうかが判断しやすくなることにあります。

最近入会された方の中には、マーカーの上を跳ぶのになぜ「お花ジャンプ」なの?と思った人も少なくないでしょう。

今回はこのお花ジャンプの効用についてお話します。

バンコクに住むほぼすべての人に当てはまる運動不足ではありますが、特に活動欲求が高い子供たちにとっては将来を左右しかねない大きな問題です。

運動機会の少ない子供たちに共通していることが、蹴る力の弱さであり、それを補うために有効な手段がお花ジャンプなのです。

これを行う際には、

①両足を揃えること

②リズム良く跳ぶことが大切なのですが、最近ではそれに加えてまさ先生から

③静かに着地することを目指すよう指示を受けているクラスもあります。

着地が静かにできるということはふくらはぎの筋肉を上手に使うことができていることでもあり、それはすなわち蹴る力が強いということに他なりません。

足が速い子供は地面を静かに蹴るので、走っている際に大きな音がしません。

逆に、ばたばたと大きな音を立てて走っている子は、まだまだ足が速くなる余地があるということになります。

「スワンまさ」ではより蹴る力を養うべく、お花ジャンプの他、「けんけんぱー」やトランポリンなどの跳ぶ運動を複数取り入れています。

また、5歳、6歳、7歳、8歳以上のクラスでは毎回準備体操を行っていますが、その際も3種類のジャンプを行い、さらに必ず縄跳びの時間を設けて、跳ぶ機会をなるべく多く作るようにしています。

子供の運動能力を高めようとするとき、重要となる能力の一つは「蹴る力」で、速く走る際にも高く跳ぶ際にも必須の能力です。

しかし、残念ながらここバンコクに住んでいると、往復のバス通学をはじめ、放課後がない、帰宅しても外で友達と一緒に遊ぶ習慣がないなどの特殊な事情により、なかなか普段の生活でその力を養うことが難しい現状にあります。

これらのことから、今後とも当ジムでは1時間のクラスの中でなるべく多く跳ぶ機会を設けて、効率的に蹴る力を身につけることが出来る環境作りに努めていきます。

 

さぁ、跳び箱の季節です  @わく通2023年1月号

毎年この時期Waku Waku Gymでは、5~8歳クラス以上では1年間の総決算として、まずは跳び箱の上で前転をする台上前転を行い、その後足を開いて箱を跳び越える開脚跳びを行っています。

跳び箱は上手に跳べた時には大きな達成感や爽快感を得られることができます。ただ、そのためには様々な運動能力の体得が必須なので、毎年年度末に行うことが多いのです。

跳び箱を跳ぶ上でまず大切なのが「怖がらない」ことです。

跳べなくて箱にぶつかってしまったらどうしようと怖がってしまうと、助走で十分なスピードを出すことができず上手に跳ぶことができなくなってしまいます。

もう一点大切なのは、腕でしっかり自分の体を支える筋力です。

普段のクラスで子供たちに「手押し車」「逆立ち」「くまさん歩き」などの運動をさせると、自分の体の支持能力がない子供が目立ちます。

特に小さい子供のクラスでは、手押し車が私たちのサポートなしにはできないという子もいます。

普段の生活で腕の筋肉を使う機会がほとんどないことが原因と思われますが、体の支持能力は訓練を重ねれば誰でも向上しますので、当ジムに通っている子供たちはさほど心配する必要はないと思います。

また、何故最初に台上前転を行い、その後開脚跳びを行うのか、それは跳び箱を跳ぶ技術で難しい「踏み切り」の方法を習得するためです。

少し専門的な話になってしまいますが、踏み切りの目的は、助走をしてスピードにのった状態から「前方」に行くエネルギーを「上方」に跳ぶためのエネルギーに変換することです。

これが上手にできないと高い箱を跳ぶことはできません。

ですからまずは箱の上を回るという台上前転を練習し、踏み切りをリズム良く正確に行えるようにすることが大切なのです。

最後に、当ジムの跳び箱に何段という数字を書かない理由についてお話し致します。

恐怖感が無くなり高い箱が跳べるようになると、子供はどうしても他者と比較して勝ち負けにこだわるようになるものです。

そこで〇段跳べたという他者との比較を避けるため、箱の数字はすべて消しています。

私たちは数字の代わりに、緑色を跳びましょう、ピンク色を跳びましょうと呼びかけていますが、こうすることで高い箱を跳べない子供たちも不要な劣等感を感じることなく跳ぶこと自体を楽しんでほしいと考えています。

高い箱を跳ぶ際には、子供たちは勇気を振り絞って跳び箱に向かって走ってきます。その一番の原動力は、何よりもご両親の応援だと思います。

是非子供たちの頑張りを称えて、今後とも引き続き温かなご声援をよろしくお願いいたします。

日本から届いた嬉しいお便り@2022年12月号

*

さて、今年の3月に本帰国されたF様より、最近嬉しいメールを頂戴いたしました。その一部を下に記します。

(ここから)

ハルトはお友達に誘われて地元のソフトボールチームに入りました。

すぐに大会があり、もちろんベンチを温めていたのですが、「なんで僕は試合に出られない?」と鼻水をダラダラ流しながら悔し泣きをして、監督やコーチを困らせてしまいました。

妙に自己評価の高い所は相変わらずで、わくわくジムにお世話になっていた頃は、彼の自尊心を満足させるきめ細かなご指導ご配慮、本当にありがたかったと改めて感じました。

昨日の練習の帰り道に、ハルトが「僕ね、バンコクに戻ってまたわくわくジムに行きたいな」と話していて、こちらの方が泣きそうになってしまいました。

本帰国された親御さんたちが口々に、わくわくジムのような場所が見つからないと話されていたことを、今身をもって体験しております。・・・・・

(ここまで)

実はこれまでも、本帰国後にスポーツ教室を探しても、なかなか子供に合ったところを見つけることができないといった内容のメールは何度となく頂戴しております。

では、当ジムとの違いは何でしょうか?

それは指導者が何を目的として指導を行っているか、その考え方です。

運動を長くやってきた指導者の多くは、何よりも上手にできることを重要視している傾向にあると思います。

それに対して、私たちは運動は上手にできることに越したことはないけれど、それよりもできるまでに頑張った「姿勢」やできたことによって得られた「自信」をとても大切にしています。

その自信や自己肯定感をその後の人生に活用できるように指導することが、私たちが子供たちにできる最大のプレゼントだと考えています。

そのハルト君は入会当初、ぶら下がりは1秒もできないし、三転倒立も体幹が安定せずに全くできなかったのが、小学生になって逆上がりができるようになり、本帰国後の運動会では徒競走で1位になるなど運動面で大きな進歩がありました。

もちろん、それらも私たちにとって嬉しい出来事ではありますが、しかし、それ以上に全く未経験のソフトボールチームに入ろうというチャレンジ精神を抱いてくれたことに私は大変感動を覚えました。

ハルト君は、Waku Waku Gymで自分ができなかったことが少しずつできるようになったという経験を重ねることによって自信や自己肯定感を育み、それが今回のソフトボールチームへの入会につながったのではないでしょうか。

その意味ではハルト君は私たちが目指している運動の目的を見事に達成してくれたと言っていいでしょう。

子供たちの心はとても繊細です。指導者の言葉一つが大きな影響を及ぼすことも少なくありません。

その指導者が「運動は上手にできなければ認められない」といった考え方を持っていれば、当然子供にかける言葉も私たちとは全く異なるものになるでしょう。

日本の寒空の下、ハルト君が時に悔し泣きをしながらも頑張ってボールを追っている姿が目に浮かびます。

是非、楽しむことを忘れずにプレイしてもらいたいです。

ハルト君、Waku Waku Gymの時と同じように周囲と比べることはない、自分の中で少しでもできることが増えて自分のペースで成長していければそれでいいんだよ。

「がんばれハルト!」

子ども達はバンコクで何をする?2022年冬休みスペシャル開催

2022年の冬休みに、バンコクで過ごすお父さん、お母さん。

お子さんの運動不足に悩まれているお父さん、お母さん。

「子どもが暇を持て余してる」とお困まりのお父さん、お母さん。

年末年始、バンコクで子ども達の遊べる場所を探しているお父さん、お母さん。

2022年の冬休みはぜひ、バンコクのスクンビット・ソイ39 バイオハウス5階にある、Waku Waku Gymで、子ども達に思いっきり運動してもらいましょう!

幼稚園 年中さんから 小学校6年生まで参加できますよ♪

*   *   *   *   *

冬休み限定スペシャルクラス開催!

*   *   *   *   *

年中&年長さん、1年生、2年生クラス

○時間 11:50-14:50入場は11:40から、帰りピックアップ時刻は14:50です )

○内容 チーム対抗のゲームをしたり、体育の授業で行う跳び箱、鉄棒をはじめ、うんてい、三点倒立、逆立ち、マット運動、平均台など、効率良く楽しみながら運動能力を伸ばしていきます。

小学校3年生、4年生、5年生、6年生クラス

○時間 8:00-11:00(入場は7:50から、帰りピックアップ時刻は11:00です。)

○内容 チーム対抗のゲームをしたり、体育の授業で行う跳び箱、鉄棒をはじめ、うんてい、三点倒立、逆立ち、マット運動、平均台のほか、「天下統一」などのアクティビティーも取り入れ、効率良く楽しみながら運動能力を伸ばしていきます。

 

日程

〇日程:12月26日㈪ 28日㈬  29日㈭  30日㈮  1月3日㈫ 4日㈬ 5日㈭   全7日間

○最低参加日数: 5日間 (Waku Waku Gym会員様は 4日間

場所

○場所: Waku Waku Gymバイオハウス5F(スクンビットソイ39)

費用

○費用: 1000 B/1日 (Waku Waku Gym会員様は 900B/1日

その他

〇持ち物: 水筒

○バスの送迎はございません。

○お申し込み後の日程の変更、また欠席された際の振替はご容赦下さい。

〇一度お預かりした参加費は理由の如何に関わらず返却致しかねますのであらかじめご了承下さい。

〇休み時間にボールが観客席まで飛んでくることなどがあり危険ですので、クラスの見学はご遠慮頂いております。

お申込み&お問い合わせ

○お申込み&お問い合わせ:Waku Waku Gym  085-123-6650(日本語)

わくわくタッチ、その効果は絶大です~わく通2022年11月号

*

さて、最近では「コロナ禍」という言葉もあまり耳にすることがなくなり、ここバンコクでは観光客の姿も多く見られ、かつての賑わいを取り戻しつつあります。

そのような中、当ジムでもかつて行っていた様々な活動を復活させています。

ボールプールにはボールを入れ、5歳・6歳・7歳・8歳クラス、4歳・5歳・6歳・7歳クラスでは手つなぎスキップも行うようになりました。

中でもクラス終了後に行う「わくわくタッチ」はすべてのクラスで再開するようになりました。

ワクワクジムでは、子供たちが運動を通して心身ともに安定した健やかな人間に育てることを最終的な目標としています。

そのためには、幼少期から自分自身を大切に思うセルフエスティームを育てることが非常に重要であると考えています。

それには他者からの承認が必須となりますが、それを達成するためのアプローチの一つが他者から微笑んでもらうことであり、クラス終了後に行うわくわくタッチはその重要なツールとなっています。

乳児期や幼児期に親を含む他者からの微笑みやささやき、ボディータッチなどを多くしてもらった子は精神的に安定すると言われています。

これらの行為は感性情報とも言われ、幼い時に感性情報をたくさんもらった子供は、その後の成長過程においても友達とも積極的に関わる事ができるようになる傾向があると言われています。

ですから、わくわくタッチを継続的に行って感性情報をたくさん受け取ることは、今後クラスの中で他の子と上手に関わることができることにつながるとも考えることができます。

ただし、1週間に一度しか会わない子供同士なので、いきなりタッチしなさいと言われてもなかなかできるものではありません。そこで「運動」がその一助となるのです。

運動とは基本的に遊びですので、運動すると心が開き他者とのコミュニケーションが取りやすくなります。

ですからクラスが終了した時が最もわくわくタッチをしやすい タイミングであり、特に友達とのコミュニケーションを積極的に取れない子供にとってはクラスの中で最も重要なプログラムなのではとも考えています。

また、タッチする際にはしっかり友達の目を見るように促してます。

私たち人間は社会的な生き物ですので、他者から嫌われたくないという気持ちを生まれながらに持っています。

ですから人と目を合わせるときには微笑むのが最も得策ということを本能的に心得ているのです。

また、運動をした直後ということもあるので、誰もがほとんど抵抗もなく笑顔でタッチをすることができるのです。

子どもの感性は非常に敏感であり、常に五感を総動員して様々な情報をキャッチしていろいろなことを考えています。

中でも目からの情報は最も多く、友達と目を合わせて微笑むという行為はセルフエスティームを育てるうえで非常に効果的であると考えています。

わくわくタッチを皆が積極的に行えば次回のクラスはさらに楽しくなり、思い切り体を動かせる雰囲気が醸成されていきます。

この良い循環をさらに強固にするためにも、今後ともわくわくタッチを継続していきたいと考えています。

実話です! 鉄棒前回りを30分間し続けた女の子の話~わく通2022年10月号

さて、今回の話は10月19日㈬、2,3歳クラスでの出来事です。

〇ちゃんは入会して間もない女の子。鉄棒が苦手で、その日もまさ先生が鉄棒に誘ってもやらないと言って泣いていました。

そこでクラス終了後、マットに移動して当ジム特製メニュー「竹馬くるりんぱ」に誘ったところ、何とか一人でできるようになってきました。

そして、いざ鉄棒に移動してやってみると、私たちが補助しながらではありますが一人でできるようになりました。

驚いたのはこれに気を良くした〇ちゃん、何度も何度も鉄棒を回りだしたのです。

たいていこのような状況では、お母様が「もうできるようになったから止めていいよ」というような声掛けをするのですが、夢中になって取り組んでいる〇ちゃんに対してお母様はその後も励ましの言葉以外をかけることはありませんでした。

お母様が「ゾーンに入っている」と仰っていたように〇ちゃんはできるようになったことがよほど嬉しかったのか、その後も一心不乱に鉄棒に取り組んでいました。

最終的に何回やったのか数えていなかったのですが、フリープレイタイムが終わるまで続けていたので、本当に30分間ひたすら前回りをしていたことになります。終わった時には髪の毛まで汗びっしょりになって「み~ず」と言っていたので、本当に喉がカラカラになるまで鉄棒に取り組んでいたのでしょう。

私は今まで多くの子供を指導してきましたが鉄棒前回りを30分間やり続けた子供は初めてでした。

〇ちゃんは恐らく「本当は鉄棒をやりたかったのだけど恐怖心を抱いていたのでできなかった。それができるようになって楽しくてやめられなくなってしまった」、こんなところではないでしょうか。

まさ先生がお母様に「〇ちゃんの人生変わりましたね」と言っていましたが、子供はほんの些細なきっかけで苦手だったことが好きになったりすることはよくある事なのです。

これまで〇ちゃんにとって鉄棒は「怖い」以外の何ものでもなかったのが、ある日を境に遊び道具に変わっていく、ちょうどさなぎが蝶に変態する様な機会に遭遇できたことは教育を生業とする私たちにとって本当に嬉しい出来事でした。

子供の成長を目の当たりにできることほど私たちを奮い立たせてくれるものはありません。

そしてこのような機会を得られたのも、お母様がずっと○ちゃんを笑顔で見守り、〇ちゃん自身に一つのことに集中できる資質があったからこそなのだと思います。

当ジムには「すべては子どもたちの『できた!』のために」というスローガンがありますが、実はできたからと言ってそれで終わりではないのです。

「できた!」という苦手を乗り越えた貴重な体験をその後の自分の人生にどう活かしていくのか、それこそが重要であり、その体験を活かすことができて初めて運動をやっていてよかったということになると私は考えています。

〇ちゃんにとって前回りができるようになった事がきっかけとなり、今後も様々なことに挑戦するようになったり、自分に自信を持てるようになってほしいと願っています。

〇ちゃん、よくがんばったね!

UA-56816741-1