Waku Waku Gym

回転運動の大切さ~わく通2014年1月

 

バンコク在住の子供たちのために2009年から運動教室を運営しておりますWaku Waku Gymでは、毎月、そう先生から保護者の方向けに『わく通』を発行しております。

新しくご入会された方にも当ジムの理念や指導方法をご理解頂くためにも過去の『わく通信』をご紹介します。

今回は2014年1月号となります。

 

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Waku Waku Gymでは「まわる」運動をどのクラスでも行っております。

具体的には、前転、マットを使用したさつまいも、じゃがいも、側転、鉄棒でのだるままわりなどです。

今回はこのまわる運動がお子様の運動能力に及ぼす影響についてお話し致します。

 

運動能力を高めるためには、日常的な動作である走る運動などを行うことも大切ですが、非日常的な動作である「まわる」運動を小学校卒業までに定期的に継続することもとても重要です。

また、様々な種類の運動をバランス良く行う事が大切であり、中でもこのご家庭では練習することが難しいまわる運動は「回転感覚」として脳に記憶されます。

その回転感覚を十分に経験していない子供は回転感覚を伴う運動全てに対して苦手意識を持ってしまい、転倒時などは大きな怪我につながる事もあるのです。

 

回転運動の特徴としては、初めて行うときには恐怖心を抱く事が多いものの、コツを教えてもらって出来るようになると子供は自ら喜んで行うようになるという事です。

 

5,6,7歳クラス以上で行っているだるま回りでは、子供達は最初皆怖がっていますが、出来るようになるともっとやってとせがむように変ってきます。

側転でもやり方が分からない子供は自分から取り組む事はありませんが、やり方がわかり、できるようになると、クラスが終わった後でも一人で練習するようになります。
私はかつて明治大学で前転ができないという学生を指導した事があります。
韓国からの留学生でしたが、彼は小さい頃から運動はほとんどしたことがなく、体育授業でも前転をした経験がないという話を聞いて大変驚いた事を覚えています。

回転感覚が身についていなかった彼には、恐らく鉄棒前回りも側転も不可能だったでしょう。
その学生が参加していたのはサッカーの授業でしたが、動きもどこかぎこちなく、その話を聞いて以来、試合中は彼が転倒して怪我をしないか毎回心配しながら指導していました。

本来まわる運動はとても楽しいものです。

その回転運動を小さいときに経験しなかったことで、将来お子様が出来る運動が制限されてしまうのはとても残念なことです。

 

Waku Waku Gymでは、これからもたくさんのまわる運動を取り入れ、楽しみながら「回転感覚」を身につけることが出来るよう指導していきたいと考えております。

 

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