さて、Waku Waku Gymでは4月16日㈬より2025年度が始まります。
新年度と言うと緊張感もある反面、新たな出会いにわくわくしている子供も多いことでしょう。
今回はそのような時期に私たち指導者が最も気を配っていることについてお話したいと思います。
それはクラスの環境整備、つまり雰囲気作りです。
子供たちが楽しく運動できる場をしっかり作ることが私たちの最初の仕事であり、その目的は子供同士の関係性を構築することにあります。
運動は皆の前で自分の動きが見られてしまうので、緊張感からうまくできなかったり失敗することもあるでしょう。
保護者の皆様の中にも、体育の授業でうまくできずに恥ずかしい思いをしたという方もいらっしゃると思います。
そのような時でも気まずい思いをすることなく友達と一緒に笑い合えるような関係性を作ることが、私たち指導者にとって最も大切な仕事であると考えています。そのために子供たちに実行して欲しいことが2つあります。
それは「挨拶する」ことと「名前で呼ぶ」ことです。
クラスオープニングの子供紹介の際、皆に自分の名前を呼んでもらうことは子供にとって大きな安心感につながります。
入会してまだ日が浅くクラスになじめていない子や、運動に対して苦手意識がある子にとっては特に効果的と考えています。
これを継続することによって子供にとってはWaku Waku Gymが自分の居場所となり、ママとべったりだったのが徐々に友達と絡むようになってくるのです。
また、当ジムではあいさつも非常に重要と考えています。
そのため、クラス最後には皆で「ワクワクタッチ」をしてクラスを終わるようにしています。
普段積極的に友達とコミュニケーションをとることがない子も、1時間体を動かした後は心がオープンマインドになっているので、このタイミングであればしっかり友達と目を合わせてタッチができるのです。
これは社会性を育む上でも非常に効果的です。
現代はスマホがあればすべて済んでしまう時代ですので、普段は他者と手と手を合わせるようなコミュニケーションをとることはなかなかありません。
そこで、子ども時代にこのような機会を持つことは将来に向けて非常に有効であると考えています。
運動能力向上のためには失敗し続けることが必須です。
失敗を重ねた後に「できた!」の成功体験があるのです。
そのために失敗しても恥ずかしくない雰囲気を作ることが我々の最初の仕事であり、それは子供同士が良好な関係性を築くことにより生まれるものなのです。
その関係性を構築するために「挨拶する」ことと「名前を呼ぶ」ことを是非子供たちに徹底して行ってもらいたいと考えています。
今年度もたくさんの子供たちの「できた!」の笑顔をみられるようスタッフ一同一所懸命指導させて頂きます。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。