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ジムを再開して感じたこと ~わく通2020年9月号

さて、Waku Waku Gymは8月17日より再開し、近頃はだいぶ日常を取り戻してきました。

今回はジムを再開して保護者の皆様とお話をさせて頂き、私が感じたことについて述べたいと思います。

何よりもまず感じたことは、保護者の皆様が私たちを温かく迎えてくれたことでした。

ジム再開後一週間の間は各クラスの最初に改めてお詫びを申し伝えましたが、保護者の皆様からは

「待っていたんですよ」
「子供がいつから始まるのと何度も聞いてきました」
「わくわくが始まってくれて本当に良かったです」
「子供がわくわくバックを取り出してきて行く行くと聞かないのでなだめるのに苦労しました」
といった嬉しいお話を伺うことができました。

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私は当ジムを設立する際に、
「子供たちの未来をもっと豊かに、もっと幸福にしたい」という理念のもと「すべては子供たちの『できた!』のために」というスローガンを掲げたのですが、同時に運動不足に悩むタイ在住の日本人子女のお役に立ちたいという非常に強い気持ちもありました。

今回日本での長期滞在を余儀なくされ、そのときに自分の居場所はバンコクのWaku Waku Gymであるということを改めて感じ、早く戻って子供たちと一緒に運動したいと強く思っていました。

実際、バンコクに戻る具体的日程が決まった時には私もまさ先生もまた子供たちと一緒に運動できるとわくわくした気持ちでいっぱいでした。

そして、実際に帰ってくることができて皆様に温かく迎えて頂いた時には、本当に感謝という言葉しか思い浮かびませんでした。

また、皆様に再開を楽しみに待って頂いていたということは、今までの私たちの取り組みが子供たちの未来のために少しは貢献できているのかもしれないと感じることもできました。

これからも子供たちが楽しみながら「できた!」を一つでも多く感じることができるようなクラスをまさ先生共々作っていきたいと考えております。

その小さな「できた!」を積み重ねることで、やがて揺るぎない自信が生まれ、セルフエスティーム(自分は価値ある人間だと認められる自己肯定感)が高まって行くのだと思います。

そして、セルフエスティームが高まる事で心身共に安定した大人になり、
最終的に子供たちの未来がより豊かに、より幸せになる事につながるのだという教育信念を持ちながら今後とも指導していきたいと考えております。

ジムを巣立っていく子供たちに感じたこと~わく通2020年3月号

この時期は本帰国のためジムを巣立っていく子供が多く、別れの季節です。毎回最後となる子には手紙にメダルを添えて花向けの言葉を送るのですが、今回はその子たちを見ていて思い出す情景をお話しさせていただきます。

何よりも鮮明に脳裏に浮かぶのは、ジムで楽しそうに走り回っていた姿です。しかし、入会当初はほとんどの子の様子は全く違ったものでした。

皆がやっている動きがうまくできずにへそを曲げてしまい、途中でクラスに参加しなくなる子、粘りがなく何回も私たちに「あと何回でおわり?」と聞いていた子、ママがそばにいないとすぐに不安になってママを探そうとする子・・・・。

ただ、彼らがずっとそのままであったかというとそんなことは全くなく、誰もがいずれは自発的にクラスに参加するようになり運動を楽しめるようになっているのです。

では、なぜそうなることができたのでしょうか?                           

それは、何度も繰り返し練習することによって、今までできなかったことができるようになった経験をしているということです。最初の内はジムの雰囲気に慣れることに精一杯で積極的にプログラムをこなすことはできませんが、回数を重ねるうちに次第に私たちにも心を開いて、できないことにも挑戦するようになってくるのです。

もちろん、そうなってもらうために私たちは多くの声掛けや励ましを行いましたが、それよりも子供たちの最も大きな原動力はママの笑顔であり、「頑張ったね!」「偉かったね~」といった声かけだと思うのです。三点倒立ができた、逆上がりができた、これらは一般的にはそれ程インパクトがあることではないかもしれません。

しかし、子供たちにとっては何度も失敗してまじめに取り組んだ結果としてできるようになったことですので、とても大きな自信となり、それをきっかけとして精神的に大きく成長することが多々あるのです。実際に今まで当ジムでもそのような子供を数多く見てきましたし、ここに運動教育の大きな可能性があると私は考えています。

始めはクラスに参加することも難しかったけれど、ご両親や私たちの励ましによって粘り強く挑戦する力を身に着け、その結果出来なかったことが出来るようになる喜びを体験して自信をつけ、やがて何事にも積極的に取り組むように成長していった子供たち。そんな彼らの巣立ちを見送ることができるのが何よりの喜びであると、この時期は特に実感せずにはいられません。

来年度も「すべては子供たちの『できた!』のために」をモットーに、お子様の成長に少しでもお役に立てればと考えております。

今年度も皆様には格別のご愛顧をいただきまして誠にありがとうございました。

 

運動が得意ではないけど好きとは?~わく通2020年2月号

さて、当ジムが多くの方にご支持頂いている理由の1つに、「運動が得意でない子供も楽しめる」という特徴があります。今回はそんな子のお話をさせて頂きます。

5年生のともきくんは入会当初から運動があまり得意ではなく、ぶら下がりはほとんどできない、走るのも速くない、縄跳びは連続して跳べないというような子でした。

しかし、持ち前の明るさでクラスの最初の名前紹介では毎回楽しいパフォーマンスを見せてくれ、ジムには誰よりも先に来て遊んでいました。そして、今ではうんていができるようになり、縄跳びも連続で跳べるようになり、足もだいぶ速くなってきました。

そんなともきくんが本帰国を迎え、最後にメダルを渡す際に、多くの子供たちがともきくんに対して「足は速くはなかったけどウイングプリアオで頑張って走っていた」「決して運動が得意ではなかったけど毎回ここでの時間を楽しんでいた」というような肯定的な意見をたくさん出してくれました。

私はこれらのコメントを聞いて、運動が得意でない子に対して出来ないことに焦点を当てることなく、その子の持ち前の良さや、出来るようになった点をしっかり認め、自分たちの仲間として考えていることをとてもうれしく感じました。

運動は少し見ればすぐに得意不得意が分かってしまうので、運動が苦手な子供は積極的に周囲と関わることを避けようとします。しかし、誰でも楽しめる雰囲気があると感じることができれば話は別で、うまくできなくても恥ずかしくない雰囲気が分かれば、自然と積極的に参加するようになるのです。

これは今までの指導から私自身が感じてきたことですが、運動は得意ではないけど体を動かすことは好きという子は、実はとても多いのです。だからこそ、ともきくんがWaku Waku Gymという場を通して運動が楽しいということを体感してくれたことが何よりもうれしかったです。  

ジムのロゴ入りの誕生日ケーキを注文してくれたというともきくん、本当にありがとう。

運動は上手にやることも大切ですが、それよりも楽しんで取り組むほうがずっと大切です。特に子供の時に楽しく運動した経験があると、生涯を通して何かしら運動を続ける傾向が強くなります。

今後もともきくんのような子が一人でも多く出てきてくれるように、楽しく運動できる雰囲気作りに精進してまいります。

何のスポーツを始めたらいい?~わく通2020年1月号

「そう先生のお勧めのスポーツはありますか?」と、特に小さいお子様のいるお母さまから聞かれることがあります。

そんな時に私は、それならスキーが絶対にお勧めですとお話しています。今回はなぜスキーがいいのかについてお話し致します。

今の子供たちが大人になる頃には平均寿命はさらに延び、100歳生きることも珍しくない時代が来ることでしょう。

それに伴い余暇の時間が増大して、今よりもさらに時間を持て余す人が多くなります。

そんな時に生涯にわたってできるスポーツがある人とない人では、人生の質に少なからぬ影響が表れるのではないかと私は考えています。

年を取ってからのスポーツは怪我のリスクがあるので、まず筋肉に過重な負荷のかからないものがいいでしょう。

また、自分のペースで運動量や難易度を調節でき、さらに非日常感や爽快感を感じられれば無理なく楽しく継続できるでしょう。

そのように考えると、おのずとスキーが思い浮かぶのです。

ただ、ここバンコクではスキーを始めたくてもなかなか気軽に行くことはできません。

また、スキーは斜面を滑り降りるので、まず始めにスピードに対する恐怖心を克服する必要があります。

ですから、恐怖心がまだ少ない小さい子供の時から経験を重ね、滑り降りる感覚を身につけておけば、その後は無理なく上達することができるのです。

スキーを始めるときに一番つらいのは一日目です。何度も転倒して恐怖心を覚え、体の余計な箇所に力が入ってしまったために次の日は筋肉痛に悩まされた経験のある方も多くいると思います。

そんな悩みを解消するのが、毎年3月に日本で開催している当ジム主催のWaku Waku Ski Camp です。

特に初心者は、私がかつてスキー学校でインストラクターをしていた際に開発した「ボーゲンくん」という装置を使えば誰でも容易に斜面を滑れるようになります。

キャンプ初日が終わった際には、一般初心者は「明日はもうやりたくない」というのが常ですが、当キャンプ参加の初心者は「明日はボーゲンくんを外せるようになりたい!」と意気込んでいる子がほとんどです。

生涯にわたって楽しめるスキーを始めるのであれば、今のお子様の年齢が最適です。

今年も3月末日に行いますので、是非お友達をお誘いあわせの上ご参加ください。

毎回のクラスが楽しみ♪~わく通2019年12月号

 

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Waku Waku Gymに来られるお母さま方と話をしていると、お子様が毎週のクラスをとても楽しみにしてくれているという話を度々伺うことがあります。

今回はその中でも特に楽しみにしてくれているAちゃんの話をします。

ある時、Aちゃんとわくわくノートを書きながら話をしていると、なぜかノートに来週、再来週の日付が既に書き込まれているので不思議に思い、お母さまにその事についてお聞きすると「毎回のクラスを待ちきれないくらい楽しみにしているので、家でわくわくノートを取り出して次回のクラスの日付を書いているのです」とのこと。

家でノートを取り出して、次回のクラスの日を事前に書き込むほど楽しみにしてくれているというお話を聞いたのは初めてだったので、とても驚いたと共に大変嬉しく感じました。

それというのも、実はAちゃんはトライアルの時にはずっと泣いていて、今とは似ても似つかない全く別人のようだったからです。

それが今ではクラス前からジムの中を元気よく走り回り、積極的にクラスに参加してくれるようになりました。

来週はどんなことをするのだろう、どんな楽しい時間があるのだろうと期待をふくらます「好奇心」ほど、心身の成長の大きな原動力になるものはないのではないでしょうか。

好奇心があれば子供は自発的に物事に取り組むようになり、やがていろいろなことができるようになっていきます。

子供の運動教育では教え方といった技術、教授法ももちろん大切ですが、それよりも子供にとって自然と運動したくなる、その好奇心をくすぐるようなプログラムや雰囲気作りに力を入れた方が、より早く効率的に運動能力を高めることができると私は考えています。

当ジムの名前も、私が長年スポーツ教育に携わってきた結果、子供をわくわくさせる好奇心ほど教育にとって大切なものはないと気づいたことからバンコクに子供向けジムを設立する際、Waku Waku Gymと名付けたのです。

「好きこそものの上手なれ」は子供の運動においても全く当てはまります。これからも子供たちにとって「楽しい!」「また来たい」と思ってもらえるようなジムづくりに励んでいくつもりでおります。

子どもが先生の話を聞かない~わく通2019年11月号

ある保護者様より、子供が自分のやりたいことに熱中してしまい、先生の話を聞かないと言われてしまいましたとのお話を伺いました。

人間の脳にはやりたいことをやろうとするアクセルの働きと、それを我慢するブレーキの働きをする部位があり、2つの部位がバランスを取りながら生活をしています。

ただ、子供の時には好奇心が旺盛ですので、どうしてもやりたいことがあるとそれを我慢することが苦手という子供がたくさんいます。

親から見ると、なぜうちの子供だけが皆と同じことができないのだろうとやるせなさを感じることもあろうかと思いますが、今はアクセルをふかしているのだなと考え、ある程度の年齢になるまでは見守るという姿勢でよいのではないでしょうか。

脳の発育、発達から考えたときに私は、第二次成長期以前の教育では、まずアクセルを発達させ、それがある程度成長してきてからブレーキを鍛えてあげることが肝要であると考えています。

この順序を間違えてしまうと、本来子供が持っている能力を最大限に引き出すことが難しくなってしまうからです。

ちなみに、当ジムではクラスの最後に目をつぶる時間を設けていますが、これはブレーキを鍛えるためのものです。

直前まで思い切り体を動かしてアクセル全開の状態だったのが、急に目をつぶれと言われるのですから嫌でも自身にブレーキをかけなければならなくなり、それを繰り返すことによってけじめがついてくるのです。

ただここで注意していただきたいのが、ブレーキを鍛える絶好のタイミングとはアクセルが全開になっていて子供たちが満足している状態の時であるということです。

アクセルを全開にすることなく何かとブレーキばかりをかけようとすれば、
子供はフラストレーションが溜まってしまい、ブレーキを鍛えるのに逆効果となってしまうでしょう。

目をつぶるというけじめが上手につけられるようになってくると、アクセルとブレーキの切り替えも自然とできるようになってきます。

その結果、今度は目を開けた瞬間に先ほどのアクセル状態になって、大きな声で手を上げて発表できることにつながるのです。

当ジムでは運動ができるようになることはもちろん、けじめがつけられる子供に成長することも目指しています。

そのために、まずはクラス中に思う存分体を動かして十分な満足感を得てから、目を閉じて正座する時間を設けブレーキを鍛える練習をする、それを根気強く繰り返すことで子供は自分をコントロールする力を自然と身につけていくと思います。

速く走るためには ~わく通2019年10月号 

いよいよ来月は日本人学校の運動会が開催されます。

当Waku Waku Gymの子供は足の速い子供が多いと言っていただくことがありますが、それはクラスの中で足が速くなる運動を毎回行っているからです。

では、足が速くなるために必要な要素とは何でしょうか? 

それは「蹴る力」と「体幹の力」。

小学生レベルではこれがすべてと言っても過言ではありません。

ジムで行っているどのような運動が足を速くするために役立っているのでしょうか? 

蹴る力を強くする運動としては、トランポリン、お花ジャンプ、ケンケンパー、縄跳び、スキップ、くまさん走り、ホップステップジャンプなどがあげられます。

体幹を強くする運動としては、握手トレーニング、手押し車、鉄棒、うんてい、逆立ち、三点倒立、ボルダリング、トランポリンなどです。

これらはほぼ毎回行っているもので、これらすべてが上手にできるのであれば、日本人学校のクラスの中で間違いなく足が速いグループに属することができるでしょう。

当ジムでは、今後はより速く走るために腕振りやスタートについても練習を重ねていきます。

特に腕振りは速く走るためにはとても重要で、「肘を曲げて」「リズミカルに」速く振ることができれば速く走ることができます。

ただ、肘を曲げて振ることは筋力の問題もあり、練習すれば誰でも上手になるわけではありません。

私たちが見てきた限りでは、鉄棒やうんていが上手な子供は肘を曲げて走ることができるという傾向が見られます。

腕をリズミカルに振ることは、練習を重ねれば誰でも上手になります。

速く走るというとつい脚のことばかりに目が向いてしまいますが、急に脚力をつけることはできませんので、運動会までは腕をしっかり振らせることに重きを置いて指導して参ります。

クラスの中で動画を撮影して頂いた際には、腕がしっかり振れているかをお子様と一緒に確認して頂き、「もっとしっかり振れば速く走れるよ」と声をかけて頂ければと思います。

もし、少しでも蹴る力を強くしたいとお考えであれば、クラス前後にホップステップジャンプを練習することをお勧めいたします。

運動会は子どもにとって一年に一度の晴れ舞台ですので、是非当日はたくさんの声援を送り、子どもたちの頑張りを大いに褒めてあげて下さい。

この夏、多くの再会がありました~わく通2019年9月

ここバンコクは人の流れがとても速く、日本人学校では一学期終了時に多くの子供が本帰国をしましたが、二学期が始まった現在ではどのクラスでも日本から何人かの転校生が来ているようです。

これまでは、当ジムを巣立っていった子供達と再会する場面は主に春に行うスキーキャンプであったのですが、今年の夏は多くの子供たちがわざわざ日本からジムを訪ねて来てくれました。

その折にお母さまから、子供がWakuWaku Gymでの運動がとても楽しかったのでバンコクに出掛けた際にはぜひ遊びに行ってみようと考えて来ました、とのお話を伺いました。

これは私たち指導者にとってはとても有難いことであり、ジムでの時間がバンコクでの楽しい思い出として子供達の中に残っているということは、私たちが指導の際に何より大切にしている「子供達が楽しく体を動かせること」という目的を実現できていたのだなあと嬉しく思いました。

私はかつて大学で体育教師をしていた時、運動が苦手な学生と話す機会を意識的に多く持つようにしていました。

彼らは異口同音に小学校1年生から体育の授業が大嫌いだったと言っており、それは私にとって大変衝撃的な経験となりました。

その時の経験から、なるべく幼少期から体を動かすことは楽しいものだと感じさせる重要性を強く認識するようになったのです。

そのようなことから、当ジムでは運動が本来持つ遊びの要素を多く取り入れ、運動が苦手な子供たちでも楽しめるようなメニューを随所に取り入れるように工夫してきました。

「日本に帰国してからスポーツ教室に入会しようといくつか見て回ったのですが、Waku Waku Gymとは全く違う内容に子供が興味を示さず、結局入会を諦めてしまいました」と仰った方もいました。

日本に帰国された後、バンコクでの生活がとても良い思い出として残っていることを今回訪ねてきてくれた多くのお母さまのお話から感じることができました。

その楽しかったバンコク生活の中でも、Waku Waku Gymでの思い出が一番強く残っていると語ってくれた方もいらっしゃり、そのことを嬉しく思うと同時に私たちが大きな責任を担っていることを感じずにはいられませんでした。

今後も本帰国された方が当ジムを懐かしんで再び訪ねて来て下さるよう、
一生懸命子供たちに運動の楽しさを伝えていこうと思いを新たにいたしました。

子供の成長に影響を及ぼす「場の力」とは~わく通2019年8月号

上のクラスに上がったものの、ママから離れられなくて毎回泣いていた〇ちゃん、わくわくタッチができなくていつもママと一緒にいた△くん、鉄棒前回りができなくて泣いていた□ちゃん、ジムの中に入ること自体を拒んでいた◇くん……。

ジムには最初はうまく周囲に適応できないといった子供もいますが、どの子もやがては皆と一緒に楽しく運動することができるようになります。

今回は彼らの成長に大きく寄与する「場の力」についてお話します。

初めて新しい環境に来た子供たちは皆、その環境に対して緊張感や恐怖を感じるものです。

その恐怖よりも体を動かしたいという動機が強い子はすぐに皆と一緒にできるようになりますが、そうでない子は新しい環境に慣れるまでどうしても時間がかかります。

では、そのような子供たちがどのようにしたらより早く慣れていくのかと考えたときに大切なのが、皆が楽しそうに目を輝かして運動しているという「場の力」であると考えています。

子供たちは、誰もがその場の雰囲気を感じて適応する力を備えていますが、逆にこの「場の力」が弱ければ、楽しみに来てくれた子供もやがては運動する意欲を失ってしまうことでしょう。

一方で、「場の力」が強ければ、冒頭に述べた子供たちも自然に楽しく運動できるようになるものなのです。

ただ、簡単に「場の力」といっても、それは一朝一夕にして作り出せるものではありません。

そのために当ジムでは、子供同士、または教師と子供とのコミュニケーションの時間を随所に設け、楽しく運動できる雰囲気作りに力を入れています。

そのような努力の末にかもし出される場の力が、子供たちに大きな力を与えていると感じます。

我々大人が思うよりも子供たちはとても繊細ですので、運動するときには「できなかったらどうしよう」「皆に笑われたらどうしよう」などと心配して自分らしく振舞えない子もいます。

そのような子供たちに勇気を与えて背中を押してくれるのが「場の力」なのです。

今後も子供たちが楽しく運動できるよう、Waku Waku Gymという「場の力」を最大限に利用してもらいたいと思います。

子供と心を通わせる~わく通2019年7月

 

仕事柄、私たちは子供と接することが非常に多いのですが、保護者の皆様より子供との接し方が上手なので参考にさせてもらっているといったお褒めの言葉を頂くことがしばしばあります。

そこで今回は、私たちが心掛けている子供と心を通わせるコミュニケーション方法についてお話します。

まず、私たち大人にとってのコミュニケーションと言えば、挨拶をする、言葉を交わすことくらいしか思い浮かばないという方も多いかと思います。

しかし、子供は感性が非常に豊かなので、当ジムでは五感を総動員させるようなコミュニケーションをとるように私たちは心掛けています。

一例をあげれば、わくわくタッチから始まって、挨拶する、名前を呼ぶ、日常の他愛無い話をする、微笑む、頭をなでる、涙をふいてあげる、頬をさわる、ハグする、抱っこする、褒める、視線の位置を合わせる、励ます、見つめる、じゃれ合う、ノートを取りながら話しをする・・・・など。

接する子供の年代に応じた使い分けは必要ですが、様々な形でのコミュニケーションをとるように心掛けています。

その理由は、週に一度のクラスでしかも1時間という限られた時間の中で集中して体を動かし、またそれを存分に楽しんでもらうためには、一人一人の子供との信頼関係をつくることが必須であると考えているためです。

この信頼関係ができた子供は私たちの言うことをしっかりと聞いてくれるので非常に指導がはかどります。

ここで申し上げたいことは、ただ熱心に運動指導をすれば子供は何でも私たちの言うことを聞いて動いてくれるのではなく、そのための下地作りこそがとても大切で、指導の際にはむしろその下地作りにより注力しているといっても過言ではないということです。

そしてその下地作りに必要なのが、先に述べた様々なコミュニケーション方法なのです。

保護者の皆様から見て私たちの子供に対する接し方が上手に見えるのであれば、それは一つ一つの細やかなコミュニケーションを大切にしているからなのかもしれません。

ご家庭でも簡単に始められることとして、まずは日常生活の中での小さなコミュニケーションを大切にされてはいかがでしょうか。

朝、子供とハグして挨拶をする、子供が出かけるときには玄関まで行ってタッチをして見送る事などから始めてみるのもよいと思います。

親子間の信頼関係をしっかり築くことができれば子供たちも心を開き、コミュニケーションはより容易になると思います。

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