気分屋なAちゃんについての子育ての悩み

Aちゃんは笑顔が可愛い女の子。
お母様よりAちゃんのことで子育ての相談を受けました。
Aちゃんが気分屋さんで困っているとのこと。

例えば、マンション内の公園で友達と遊んでおいでと言っても
「いや!」の一言で一切行こうとしないけれど、
自分の気が向いた時には積極的に一緒に遊ぶんだそうです。

Waku Waku Gymでも私が「Aちゃんやろう」と言っても
お母さんに泣きついて離れようとしないこともありました。

ただ先ほどの例と同じように、
自分自身でやろうとするときには夢中になって
一生懸命やろうとします。

Aちゃんはお母さんのことが大好きで、
お母さんから離れていたくないのだと思います。

「いや!」というときも、
運動するのがいや、友達と遊ぶのがいやなのではなく、
運動するよりもお母さんと一緒にいたいため、
その気持ちが「いや」という言葉につながるのだと思います。

その証拠に、いやと言って何かをしないでいる間
お母さんから離れていたことは一度もありません。

あともう一つは、
Aちゃんが性格的に非常に慎重な面があるということがあげられます。

子供というと無鉄砲で何をしでかすか分からない
といったイメージがあるかもしれませんが、

Aちゃんは皆が何かをやるのを見て、
自分で少しでも難しいと思ったら
ためらってしまうタイプだと思います。

私がお母さんにお伝えしたのは、
このままお母さんがAちゃんのことを受け入れてあげてるのが
最も大事だということです。

今のAちゃんにとって、お母さんは自分の世界のすべて
といっても過言ではありません。

だからまずAちゃんの性格を理解して、
いやならやらなくてもいいよといったスタンスが重要なのではと思います。

「いや」と言っているときに、
他の子供が遊んでいるのだから無理やりにでも遊ばせようとするのは、
状況にもよるでしょうがやめたほうがいいでしょう。

Aちゃんにとっては、
今までお母さんが自分にとってのすべてであったのが、
どうやら様子が変わってきたということも分かっていると思うのです。

だけども慎重な性格も手伝って新しい世界に入っていくよりは、
今までの大好きなお母さんと一緒のほうが心地よいので
ためらってしまう。

その気持ちをうまく伝える手段がないから
「いや」という発言につながったり、
泣いたりしてしまうのでしょう。

Aちゃんが今まで「いや」で通し続けてきたということは、
裏を返せばそれだけお母さんが
Aちゃんを受け入れ続けてあげているとも言えるかと思います。

子供は自分の気持ちを伝える能力がまだ十分ではありません。
そのぶん親や他人の気持ちを見抜く能力に長けていると言われています。

学術的には「感性情報」といいますが、
表情や声のトーンあるいは身振りなどから相手の気持ちを察するのです。

もしAちゃんが泣くたびにお母さんが不機嫌な顔をしていたら、
きっとAちゃんは泣くことを諦めて
お母さんに従順な子供になっていたかもしれません。

でも、お母さんに受け入れてもらえなかったという
寂しさは一生消えることはないと思います。

私は母親と子供ほど愛に満ちた人間関係はないと思っています。

母と子の関係を継続できるかどうかの鍵は子供ではなく、
母親に握られていることが非常に興味深いのです。

世界中で子供が嫌いな母親は存在しますが、
母親が嫌いな子供は一人もいません。

つまり、子供に愛情を伝えられる一番の存在は
お母さん以外に考えられないのです。

私は、Aちゃんのお母さんは将来きっとAちゃんから
「お母さんの娘に生まれてきてよかった」と言ってもらえると思っています。

それは通常だったら感情的になって子供に当たってしまうときにも、
お母さんはしっかりAちゃんのことを受け入れてあげているからです。

今はお母さんにとって色々な悩み事があるかもしれませんが、
やがてAちゃんはお母さんがすべてという世界から巣立ち、
友達に囲まれた自分の世界をつくっていくことでしょう。

 

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