Waku Waku Gym

わくわくタッチをして友達をたくさん作ろう!~わく通2018年7月号

 

現在すべてのクラスで、ジムに来た際と帰る際に、友達とタッチをするように指導しています。

このわくわくタッチはあいさつ代わりとして行っていますが、その本当の目的は一体何でしょうか?

それは自分で自分の居場所を作る経験をさせることです。

週に一度のみのクラスで、しかもそこには親しい友達がいない・・・・。

これでは思い切り体を動かすことは難しいでしょうし、ましてや初めての運動では「できなかったらどうしよう」という不安な気持ちが先行して積極的に取り組むこともできないと思います。

そこで、まずは帰る際、運動終了後の心が開いているタイミングを利用して半強制的に友達とタッチさせています。

これができるようになると、次回ジムに来た際に友達とまたタッチをすることに抵抗が少なくなってくるでしょう。スキンシップは人との心の距離を縮めるためにとても有効です。

この小さな積み重ねによって、将来自分から積極的にコミュニケーションをとって、自身の居場所を作れるようになるのではないかと期待しています。

私は20年間の体育教師生活を振り返って、子供に楽しく運動してもらうためには、その場の雰囲気が非常に重要であると感じており、

そしてその雰囲気を作り出すのは、我々教師よりも子供自身によるところが大きいと考えています。

当ジムに来ている子供たちの年齢であれば、人から認められたいという自己尊厳の欲求がすでにあるので、多くの人に自分の存在を分かってほしいと感じているものです。

ですから、タッチを積極的に行って、友達をたくさん作りたいと考えている子は多いと思います。

ただ、恥ずかしさや、自分から手を差し伸べても、相手がそれに応えてくれなかったらどうしようという不安な気持ちがあると、どうしても自発的に友達に手を差し伸べることに対して抵抗を感じてしまうと思います。

しかし、このような気持ちを乗り越えてタッチができるようになる点に、運動教育の大きな特長、利点があると思います。

運動には子供の心を開かせる大きな効果があるので、それを上手に利用して皆がタッチをする習慣が持てるようになると、現在の雰囲気よりもさらに良い雰囲気で運動ができるようになることでしょう。

そして、その恥ずかしさを乗り越えて自分から積極的に人と関わりを持とうとするという経験が、さらに子供たちの成長を促すことにもつながると思います。