普段、スポーツを通して多くの子供たちと関わっている中で最も強く感じることは、子供達の持つ運動に対する興味の大きさです。
これは好奇心と言い換えてもいいかと思います。
何かを「できた!」という一つのきっかけから自信をつけ、最初はお母さんから離れる事すら出来なかった子供が、クラスが始まる前から友達と一緒にうんていや鉄棒で遊んでいる姿も今では当たり前の光景となりました。
当ジムへ来ている子供達も含め、おそらく子供達は「何かにチャレンジして自分を伸ばそう」などとは全く考えもしないのでしょう。
ただ単純に「楽しいから」「やってみたいから」「おもしろそうだから」挑戦するのだと思います。
子供の教育について考えるとき、親が先にレールを敷いて何かをさせるよりも、子供自身の好奇心を枯らさないようにすることの方がとても大切だと考えています。
好奇心があるからこそ、「やってみようか」というチャレンジ精神につながるのですが、当ジムに通ってきているお子様の年齢では、まさに「運動」がその好奇心の対象として最適ではないでしょうか。
私は大学で体育の教員をしていた際、運動の得意な学生、苦手な学生を見て「何歳まで戻ればこの能力の差をなくせるのだろう」という疑問を常に持っていました。
そして、その疑問を解決すべく幼児の運動指導に挑戦しました。
その時に感じたことは、幼児たちの方が大学生よりも運動に対する興味や意欲が非常に大きかったということです。
これは私にとって大変印象深い体験であり、それがやがてWaku Waku Gym創設にもつながっていったのです。
この経験から、運動を通して子供の好奇心を大切に育て大きくしていくことができれば、その子が大学生になった時にも、体育が大嫌いで苦手という学生にはならないのではないかとも感じました。
当ジムでは、今後も運動を通して子供の好奇心を刺激して生涯にわたってスポーツを楽しんでいけるお手伝いをしていきたいと考えております。