Waku Waku Gym

さぁ、跳び箱に挑戦 ~わく通2022年2月号 

現在、4歳、5歳、6歳、7歳以上のクラスでは跳び箱を行っています。

跳び箱は大きな箱に向かって走っていって、踏み切った後にその箱を跳び越えるとてもダイナミックな運動で、跳び越えることができたときには大きな爽快感、達成感を得ることができます。

ただ、難易度も高い運動ですので、当ジムでは毎年年度の終わりのこの時期に1年間の運動の集大成として跳び箱を行っています。

では、これを上手に跳ぶためにはどのような能力が必要なのでしょうか。今回はその中で特に2つの能力についてご説明したいと思います。

まず一点目に「恐怖心を克服する力」があげられます。実は跳び箱は女の子よりも男の子のほうが上手にできる傾向があります。

その最も大きな理由として、跳び箱に向かってスピードを上げて走っていく時に女の子の方が恐怖心を持ちやすいからです。

跳べなかった時、箱にぶつかってしまったらどうしようという恐怖がどうしても出てくるのでしょう。ですから、跳び箱を上手に跳ぶための最も重要なポイントとして、怖がらないこと、もっと言えば「絶対に跳べるんだ」という強い精神力を持つことが挙げられます。

そこで当ジムでは恐怖心を克服するために「習うより慣れろ」でできるだけ数多く跳ばせるようにしています。その成果もあり、今までできなかった多くの子供たちが「跳べた!」「できた!」を体験してくれています。

二点目は、自分の体を腕でしっかり支えることができる能力です。

これは腕の力があるかどうかということですが、当ジムではクマ歩きや逆立ちや手押し車や握手トレーニングなど、腕を使う運動を毎回取り入れていますので、それらの運動を全く行っていない子供たちよりははるかに自分の体を支える能力が発達していると思います。

ただ、跳び箱を跳ぶためには体を支える力だけでは十分ではなく、跳び箱に着いた手より肩を前に出す動きができなくてはなりません。

この動きは今まで経験がないものなので、初心者には特に難しいようです。勢いよく走ってきてしっかり跳べているのに腕を突っ張ってしまい、肩が跳び箱についた手よりも前に出ずに、跳び箱に座り込んでしまうパターンはよく見受けられます。

ここでも実は恐怖心が強く影響しています。同じ高さの馬とびは軽々跳び越えられるのに、箱になってしまうと途端に跳べなくなってしまう・・・・。

ただ、まさ先生の応援やうまくできなくても大丈夫という和やかなクラスの雰囲気のお陰で恐怖心が薄れ、今までで跳べなかった子供が急に出来るようになることは当ジムでは珍しい事ではありません。

お母さんの「頑張って!」の一言で跳べるようになった子供もいます。今後クラスで跳び箱を行う際には、是非お子様の勇姿にあたたかなご声援を宜しくお願い致します。

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