Waku Waku Gym

わくわくタッチ、その効果は絶大です~わく通2022年11月号

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さて、最近では「コロナ禍」という言葉もあまり耳にすることがなくなり、ここバンコクでは観光客の姿も多く見られ、かつての賑わいを取り戻しつつあります。

そのような中、当ジムでもかつて行っていた様々な活動を復活させています。

ボールプールにはボールを入れ、5歳・6歳・7歳・8歳クラス、4歳・5歳・6歳・7歳クラスでは手つなぎスキップも行うようになりました。

中でもクラス終了後に行う「わくわくタッチ」はすべてのクラスで再開するようになりました。

ワクワクジムでは、子供たちが運動を通して心身ともに安定した健やかな人間に育てることを最終的な目標としています。

そのためには、幼少期から自分自身を大切に思うセルフエスティームを育てることが非常に重要であると考えています。

それには他者からの承認が必須となりますが、それを達成するためのアプローチの一つが他者から微笑んでもらうことであり、クラス終了後に行うわくわくタッチはその重要なツールとなっています。

乳児期や幼児期に親を含む他者からの微笑みやささやき、ボディータッチなどを多くしてもらった子は精神的に安定すると言われています。

これらの行為は感性情報とも言われ、幼い時に感性情報をたくさんもらった子供は、その後の成長過程においても友達とも積極的に関わる事ができるようになる傾向があると言われています。

ですから、わくわくタッチを継続的に行って感性情報をたくさん受け取ることは、今後クラスの中で他の子と上手に関わることができることにつながるとも考えることができます。

ただし、1週間に一度しか会わない子供同士なので、いきなりタッチしなさいと言われてもなかなかできるものではありません。そこで「運動」がその一助となるのです。

運動とは基本的に遊びですので、運動すると心が開き他者とのコミュニケーションが取りやすくなります。

ですからクラスが終了した時が最もわくわくタッチをしやすい タイミングであり、特に友達とのコミュニケーションを積極的に取れない子供にとってはクラスの中で最も重要なプログラムなのではとも考えています。

また、タッチする際にはしっかり友達の目を見るように促してます。

私たち人間は社会的な生き物ですので、他者から嫌われたくないという気持ちを生まれながらに持っています。

ですから人と目を合わせるときには微笑むのが最も得策ということを本能的に心得ているのです。

また、運動をした直後ということもあるので、誰もがほとんど抵抗もなく笑顔でタッチをすることができるのです。

子どもの感性は非常に敏感であり、常に五感を総動員して様々な情報をキャッチしていろいろなことを考えています。

中でも目からの情報は最も多く、友達と目を合わせて微笑むという行為はセルフエスティームを育てるうえで非常に効果的であると考えています。

わくわくタッチを皆が積極的に行えば次回のクラスはさらに楽しくなり、思い切り体を動かせる雰囲気が醸成されていきます。

この良い循環をさらに強固にするためにも、今後ともわくわくタッチを継続していきたいと考えています。

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