Waku Waku Gym

徒競走のスタートと腕振りの練習~わく通2014年10月号

Waku Waku Gymでは毎月『わく通信』を発行し、
保護者の方々に、当ジムの精神や運動のポイントなどをお伝えしています。

今回は保護者の方からご好評の高かった
日本人学校運動会前にお渡しした
2014年10月号の『わく通』をお届けします。

 

* * *

 

これまでWaku Waku Gymでは、
徒競走におけるスタートの姿勢や、
走る際の腕振りを中心に練習して参りました。
今後は仕上げとして、
「位置について、用意、ドン」の「よーい」のときに
しっかり息を吐くこと、また「よーい」で待つ時には頭を下げた状態で待つことの
2点を指導して参ります。

 

徒競走のスタートとき、
筋肉は最大限の力を発揮してスピードを上げていきます。

 

筋肉が最大限の力を発揮するためには
収縮する直前にゆるめておくことが重要であり、
最も手軽に出来る方法が息を吐くことです。

 

プロのスポーツ選手の素晴らしいプレイは、
筋肉が発達しているためだと考える方が多いと思いますが、

それに加え、
彼らは筋肉の意図的なゆるめ方が私たちとは比べ物にならないくらい上手なのです。

 

100m競走の金メダリストや優勝を争っているプロゴルファーが
緊張を強いられる場面でも通常と同じようにプレイできるのは、
精神的に自分をコントロールできていると同時に、
筋肉をも自在にコントロールできているからなのです。

 

頭を下げる理由としては、
スタート時に顔が上がって前を見てしまうと、
スタートしてからすぐに身体が起き上がって空気抵抗を大きく受けてしまうため、
スピードにのることが難しくなってしまうためです。

また、スタートの練習をしていると、
走っているときに隣の子どもを見ながら走る子を見かけることがよくあります。

周りの子どもに負けたくないという気持ちの現れでしょうが、
上手に走るためには早くスピードにのることが必要であり、
そのためにはスタート時に頭を下げておく事、
走行時に頭が左右にぶれない事がとても重要なのです。

 

年に一度の運動会という高揚した雰囲気の中、
子供たちは緊張感、恐怖心などを感じ、
普段とは全く違った精神状態になるかと思います。

それを乗り越えて普段通りの力を出すことは並大抵のことではありません。

 

当日はお母様、お父様の応援がお子様の大きな支えとなることと思います。
是非お子様の勇姿をたくさん応援してあげて下さい。

もし残念ながら納得のいく結果を出せなくても、
ご両親に自分の頑張りを認めてもらえたなら、
その喜びは必ず次回へのチャレンジ精神へとつながっていくと思います。

 

 

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