Waku Waku Gym

よく頑張ったね!運動会~日本人学校運動会後の対応

さて、先に行われたバンコク日本人学校運動会では、子供達は皆それぞれたくさんの思い出を作って楽しい時間を過ごしたようです。

感想を尋ねると、
「徒競走で一番になった」
「白組が勝ってうれしかった」
「ダンスがうまくできた」
「大玉送りが楽しかった」・・・
などと目を輝かせながら私たちに語ってくれました。

スポーツには必然と勝ち負けがありますから、勝てば嬉しいし負ければ悔しいものです。

ただ、今回運動会の感想を子供たちに聞いたときに、
「赤組が負けちゃったけど応援合戦で勝ってよかった」
「一位にはなれなかったけど一生懸命頑張った」
といった前向きな発言が目立ったのは、とても素晴らしい事だと思いました。

ジムでは毎回クラスの最後に、自分の良かったところ、がんばったところを発表してもらっていますが、その成果がこんな所にも現れているのであればとても嬉しく思います。

スポーツをやっていれば、誰もが必ず負ける事を経験します。その際に指導者は「次は頑張って必ず勝つように!」とさらに一生懸命練習するように励ますものと思われる方も多いかと思います。

しかし当ジムではそのように対応することはありません。

そうではなく、むしろスポーツは誰もが負ける経験をするものととらえ、負けたときにこそ”負けた”という結果のみを見るのではなく、それまでの自分の頑張りを認め、また勝利した相手の頑張りをも認めてあげる大事なチャンスなのではと考えています。

負ければ誰だって悔しいものです。しかし、そこでただ頭を垂れてがっかりするのではなく、しっかり前を見据えて
「今回は良い結果がでなかったけど、自分なりに精一杯頑張ることができてよかった。また、相手の頑張りもすごかった。今度は少しでも今の自分を越えていけるよう頑張ろう」
と考える事が精神的な強さに繋がり、それがスポーツを通じて人間的な成長を果たすための重要な一因となるのではないでしょうか。

 もし、今回の運動会で残念ながら、お子様が良い結果を出せなかったのであれば、お母様、お父様にはまずその結果を率直に受け入れていただき、その上でそれまでのお子様の頑張りを心から褒めてあげて下さい。

それがお子様が自分自身を認め、自らを肯定的に受け入れることができる大人になるための第一歩になることでしょう。

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